コロナにより今までの常識が崩れ、いま世界は新しい時代を迎えました。商談や採用も働き方も、今まで以上にインターネットを中心とした時代になり、インターネット抜きにビジネスを考えることが不可能になりました。
総務省のデータによると、自社のホームページを開設している企業の割合は91.8%まで増えています。
つまり約10社中9社は自社のホームページを開設し、何かしらの宣伝を行なっているといわれています。
このような世の中でも、ホームページを持っていなかったり、数年ホームページ情報の更新がされていない企業が多くあるのは何故でしょうか?
今まではそれで良かったかもしれませんが、コロナ禍やアフターコロナの新時代では、企業などのホームページの必要性は、以前と比較できないほど高くなっています。
今までのホームページの作り方ではメリットを得ることが難しくなってくるでしょう。
本記事では、ホームページの必要性を中心にホームページを持つことのメリット・デメリットをご説明していきます。
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ホームページとは?
『ホームページ』という言葉にどの様なイメージを持っていますか?
ご存じの方も多いかと思いますが…。現在使用されている『ホームページ』という言葉は、本来の『ホームページ』とは違う意味で使用されています。
『ホームページ』の本来の意味は、『ウェブサイト』の一番最初にアクセスさせるページ、つまりサイトの表紙の役割を持つ『ウェブページ』でした。
今では、下図の様に本来の意味から転じ、『ウェブサイト』全般を『ホームページ』と呼ばれるようになっています。
本記事もこれ以降はウェブサイトの意味でホームページという言葉を使用します。
ホームページの種類
ホームページには、その役割・目的により様々な種類があります。
- コーポレートサイト
- ブランドサイト
- サービスサイト
- ECサイト
- 求人(採用)サイト
など…。
ただ、あくまでも役割や目的で分けており、サイトの構成や機能が明確に違うわけではありません。
ホームページの制作費用
ホームページの制作費用は、『どこ(誰)に制作してもらうか』『何を目的とするのか』『どの様な役割を持たせるのか』という様な条件で大きく違ってきます。
下記は、『どこ(誰)に制作してもらうか』にフォーカスして説明しております。
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「新規顧客の獲得」「求める人材の獲得」「ブランディング」などホームページに求める成果は大きいにも関わらず、「作りっぱなし」になっていませんか?
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ホームページは必要ない?メリットとデメリットを解説
ホームページは、インターネットが登場した当初は電話帳の代わりの様な役割でした。
しかし、今や様々な役割や機能を持つホームページの必要性は大きくなっています。
特に、コロナ禍で人と人の対面でのコミュニケーションが難しくなった中で、ホームページはさらなる進化を遂げ、より重要性、必要性を増しました。
アフターコロナとなった今でも、その必要性は変わらず残り続けています。
では、その様なホームページですが、持つことのメリットとデメリットを開設していきます。
ホームページを持つことによるメリット
①売上アップ
アクセスが増え、見込み客からのお問い合わせや集客ができるようにホームページを育てていくことで売上アップにつながります。企業はこの目的のためにホームページを運営しなければいけません。
②信頼の獲得
情報を探そうとしたとき、インターネット上に正確な情報が掲載されていて、定期的に会社の情報やお客様との取引事例や実績などが更新されていることで企業・技術・製品・サービスなどの信頼を獲得することができます。
③営業ツール
商品やサービスについて、一般ではわかりにくい特徴やメリットやデメリットなどの説明を公開することで、興味のあるお客様に、直接会わなくても商品についてお客様のタイミングで伝えたいことをお知らせすることができます。
④優秀な人材の獲得
人材不足の現代ではマイナビやリクナビといったリクルーティングサイトやハローワークだけでの求人活動は正直難しくなっています。自社の魅力や職場の情報などを公開することで選択肢となる可能性があがります。優秀な人材ほどコーポレートサイトを閲覧・比較して企業の絞り込みを行っていることを認識しましょう。企業体質を見抜かれます。
⑤情報更新コストの削減
ホームページはパンフレットなどの印刷物と違い、低コストで情報の更新・発信ができ、修正・メンテナンスが簡単ですので変更が頻繁に行われる会社や商品サービスの情報はホームページでの取り扱いが適しています。
関連記事:ホームページ作成に使える補助金・助成金まとめ!個人事業主にも利用可
ホームページを持たないことによるデメリット
①見込み客を奪われる
同じ地域だけでなく全国に「競合」が存在している場合、ホームページが無いことで見込み客が競合会社に移っていく可能性がとても高まります。毎年依頼してくれていた馴染みの企業からの仕事がなくなった、というホームページを持たない会社はこれからますます増えてきます。
また、メールフォームやチャットなどをお問い合わせページに設けている会社は多いです。これは時間外のお問い合わせにも対応できるということで、仕事終わりや土日など営業時間外にでも問い合わせ・要望を受け付けることができるので見込み客は連絡が取れる方に流れてしまう可能性が高まります。
また、新規取引先を探す担当者も、生まれたころからインターネットやスマートフォンがあった世代になってきていることも認識してください。
②優秀な人材を奪われる
新卒や中途の採用にも効果を発揮するホームページですが、「持っていない」または「持っている意味がない」というだけで求人応募の土台に乗らない可能性が高いです。求人媒体やハローワークに求人を出したが応募が全くない、という企業もこれからはもっと増えていくと思います。
また、自社の優秀な人材も転職に興味を持っているかもしれません。自社よりも魅力ある仕事・職場・経営者という企業が見つかったらあなたの会社を辞めて情報を魅力的に公開している企業に転職する可能性も高まります。
採用関連の書籍の中には、訪問する会社の情報は事前に企業ホームページでチェックしておくのがマナーと書かれているものもあります。魅力的で優良な会社であればホームページがないからという理由で応募が来ないという事態は避けたいものです。
実際の企業規模や実績では到底勝てない企業でも、ホームページでは勝つことが可能です。そういった企業こそ、ホームページに力を入れて欲しいと思います。
③信頼を構築できない
新しい会社を立ち上げるときには銀行口座を開設すると思いますが、あるネットバンクでは口座開設の際にホームページのアドレスがあると手続きがスムーズになることもあります。架空の会社ではないという証明がホームページでできるということでしょう。
今やインターネットに情報がないことがビジネスを行う上でリスクになりえます。新しい会社であまり知られていない商品やサービスを販売する場合、特徴やメリットデメリットをお客様自身で調べることができないと不安になり、情報がある方に移って行ってしまいます。
また、会社について調べて情報がないと「表に出せない情報があるのかな?」とイメージが悪くなる可能性が高まります。インターネットで全ての情報を取得できるようになった今では、企業にとってホームページが無いことは大きなリスクになりえるということがご理解していただけたかと思います。
信頼構築ができないまま、見込み客だけでなく有能な人材まで出て行ってしまっては事業の継続はできません。「ホームページはうちには必要ないかも」と思っている企業の方は持たないリスクをしっかりと考慮していてください。
「ホームページが無い・載っていない情報=存在しない」ということです
ホームページが必要な業種
ホームページは、インターネットが存在する限りほぼ全ての業種で必要なものと言えます。
ただ、業種ではなくホームページが必要のない『企業』『サービス』『商品』は存在します。
特定の閉じたコミュニティーのみ対象としているサービスなどは、ホームページの様な不特定多数の方に見てもらう事を前提としていますので親和性は低いと言わざるをえません。
以前は、製造業などのBtoBはホームページの必要性が低いとされてきましたが、発注企業側もインターネットネイティブ世代(物心ついた時からインターネットがある世代:30歳代)が決定権を持つようになり、ホームページでの比較検討が当たり前になっており、ホームページの必要性がさらに増しています。
ホームページに必要な項目
会社概要
会社名(企業名)や代表者名、主な事業内容など会社の概要を掲載します。
「何ができる会社なのか」に簡潔に答えられるページを目指します。
事業紹介
会社の事業を紹介します。
訪問者の最も欲しい情報の一つです。どの様なコトができるのかを伝えます。
事業部ごとの説明や、事業の成り立ち、なぜその事業ができるのか、施設のスペックなどを紹介していきます。
競合他社との比較にもよく使用されるコンテンツですので、自社事業の強みなどを分かりやすく掲載することも重要です。
事例・実績紹介
自社の事業や強みなどをより分かりやすく伝えることを目的とします。
事例や実績は、訪問者自身がその製品やサービスを利用した際のことを想像しやすくするだけでなく
企業としての対応力や課題解決能力も確認できますので、商品やサービスのスペック以外の部分のアピールにもつながります。
よくある質問
実際の顧客からの質問や、訪問者(潜在顧客)からの質問は第三者視点を提供する重要なコンテンツです。
第三者からの質問は、自分たちでは気付きにくい点を明らかにしてくれます。
また、その質問を公開することにより、訪問者の疑問にいち早く答えることができ、訪問者の不安を払しょくすることができます。
また、SEO的な視点でもキーワードを無理なく増やせますので、重要なコンテンツと言えます。
お問い合わせフォーム
ホームページは24時間365日働いてくれます。
お問い合わせフォームの設置は、応答も24時間365日可能にします。
インターネットネイティブ世代は、電話よりもインターネット上でのコミュニケーションを選びがちです。
そういった意味でも、お問い合わせフォームの設置は重要な要素です。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーは、様々な情報を扱うホームページにはなくてはならないコンテンツです。
情報をどのように扱うかをしっかりと発信することにより、安心感や信頼感を提供できます。
コラム(ブログ)記事
自社商品・サービスについての情報発信だけでなく、業界の情報など自社事業に関わる情報を広く発信していきます。
潜在顧客との接点強化にもつながる必要性の高いコンテンツです。
採用情報
会社のホームページには、商品やサービスの提供を求める人だけが訪問するのではありません。
その会社で働きたいという求職者も訪問します。
その人たちへの情報提供も必要です。
採用活動自体も、採用ポータルサービス(リクナビやマイナビなど)に頼ってばかりでは思う様な成果がでなくなっています。
自社で行う採用活動がとても大事になってきました。
そういった意味では、採用関連情報をまとめて発信する採用サイトも必要性を増しています。
ホームページの作り方について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:【ホームページの作り方】必要な準備や制作ツールについても詳しく解説
監修者情報
株式会社フォーサイトクリエイション
代表取締役 村田 雅利
大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 今までの経験を活かし、営業・企画・戦略の3つの目線から業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対して、コンサルティングとデザインでクライアントの成長に貢献しています。