オンライン広告などを駆使したデジタルマーケティングが重視される現代では、ホームページは企業や商品・サービスの顔となる存在です。

プレゼンスを強化してユーザーの興味を引けるホームページは、「売れる」ホームページになります。一方、売れないといわれるホームページはユーザーのニーズに応えていなかったり、行動を促す工夫が不足していたりします。

売れるホームページには特徴があり、売れないホームページには共通する課題があり、これらを克服することが成功への鍵となります。本記事では、売れるホームページのポイントと、なぜ売れないホームページが効果を発揮しないのかについて、具体的に解説していきます。

本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ブランディングやマーケティングというプロの視点、そしてお客様という第三者視点で詳細に的確に提案・評価し、『最も効果的なホームページ制作』を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

売れるホームページはどういうもの?

売れるといわれているホームページに共通しているポイントは、次のとおりです。

  • アクセス数が安定している
  • 問い合わせ数が多い
  • 利益率が高い
  • シンプルなデザインになっている
  • ユーザーを惹きつけるキャッチコピーが入っている

アクセス数や問い合わせ数が安定しており、実際の利益率も高く推移している場合は、売れるホームページといえるでしょう。

フォーサイトクリエイションでは、コーポレートサイトやECサイトなど、あらゆる目的に対応した売れるためのホームページ制作を手掛けています。

アクセス数が安定している

アクセス数は「PV(ページビュー)」数とも呼ばれ、ホームページに訪問する人の数を表します。戻るボタンを使った場合も1アクセスにカウントされますが、複数のページを閲覧するユーザーが多い場合、ホームページの直帰率が低いと判断できます。

このアクセス数がホームページ運営中に大きく変わらず、安定している状況は、購買利用を行っている顧客やリピーターも含めて、一定のユーザー数を獲得できていると考えられるでしょう。

問い合わせ数が多い

問い合わせは、資料請求とあわせて「コンバージョン(CV)」と呼ばれることもあります。ユーザーがホームページを訪れてチャットから質問や相談を行う、フォームから問い合わせを行うといった行動のことです。

問い合わせ数が一定水準以上確保されているホームページは、ユーザーが購入利用を前向きに検討していると考えられます。すでにユーザーの興味を引いており、問い合わせという具体的なアクションに移っているため、売れるホームページを提供できている状況です。

利益率が高い

利益率が高いホームページとは、訪れたユーザーを顧客へと転換する力や魅力があるホームページのことです。

SEO対策が適切に行われていると、ホームページの維持費やマーケティング費といったコストをかけずに、安定的なアクセスが獲得しやすくなります。さまざまな工夫によって高いアクセス数・コンバージョン率に加え、継続利用のリピーターや口コミ効果による新規顧客の獲得といったマーケティング効果が生まれます。

シンプルなデザインになっている

シンプルなデザインのホームページは、ユーザーが視覚的に惑わされず直感的に目的のページや情報に辿りつけます。全体のデザインだけではなく、コンテンツに適度な余白がある、アイコンやフォントといったスタイルに統一感があるようなホームページもシンプルな印象です。

不要なグラフィックスや装飾を省き、必要な情報をわかりやすく掲載するだけで、ユーザーのストレスが軽減され、満足度が向上します。

ユーザーを惹きつけるキャッチコピーが入っている

ホームページに訴求効果の高いキャッチコピーが入っている場合は、ユーザーを留まらせて行動を喚起する効果が期待できます。

キャッチコピーは『注意を引く広告文(catch copy)』を意味し、商品やサービスの魅力をアピールしたり、認知度を上げたりするために使用される短いフレーズです。

効果的なキャッチコピーはユーザーにアプローチし、購入利用のアクションにつながる可能性があります。

売れないホームページの特徴

売れないホームページには、いくつかの共通する特徴があります。ひとつにはデザインや使いづらいナビゲーションの問題が考えられます。

ホームページを訪問したユーザーが必要な情報を見つけられない場合、その場に留まることにストレスを感じ、他のページへ離脱してしまいます。直感的で分かりやすいナビゲーションが欠けているだけでも、ユーザーエクスペリエンスの低下が起きてしまうのです。

コンテンツが古い・ホームページのコンセプトからかけ離れている(または関係が薄い)・コンテンツの質が低いといったケースも、訪問者の関心を喚起できません。コンテンツが新しく魅力的であっても、情報が曖昧で具体性に欠けている場合、ユーザーはやはり他のホームページへと移ってしまうでしょう。

モバイルフレンドリーに対応していないホームページは、訪問者の離脱率が高くなります。特定のデバイスにのみ対応している場合、多くの潜在顧客を逃す可能性があります。

検索エンジンに最適化されていないホームページは検索結果に表示されにくいため、SEO対策が不十分な場合、流入量が減少する可能性があります。適切なキーワードやメタタグを盛り込み、ユーザーの目に触れやすい検索順位を目指す必要があります。

売れるホームページを作成するポイント

売れるホームページを作成するポイントは次のとおりです。

  • SEO対策を行う
  • 内部リンクを設置する
  • SNSを活用する
  • 広告を運用する
  • ファーストビューを工夫する
  • 実績やお客さまの声を入れる
  • コンテンツを充実させる

ホームページは企業やブランドの顔となるものですが、見せ方や伝え方を工夫し、ホームページの構成や施策も重要です。SEO対策や内部リンクの設置を行い、企業としての実績やお客さまからの意見を掲載しましょう。

フォーサイトクリエイションでは、ホームページ制作の豊富な実績とユーザー目線をもって、目的を叶えるための戦略を立てていきます。ポイントを押さえた売れるホームページを制作するなら、ぜひフォーサイトクリエイションにご相談ください。

ポイント①SEO対策を行う

SEO対策(検索エンジン最適化)は、自社のホームページを検索結果の上位に表示させる施策です。ホームページ内部に行う内部対策(オンページ対策)と、外部対策(オフページ対策)の2通りがあります。

検索をかけて訪問するユーザーは、自社で扱う商品やサービスと合致したニーズをもっている可能性があります。そのため、SEO対策によってユーザーをホームページに誘導できれば、CVRの向上や商品・サービスの購入利用につながる可能性があります。

ポイント②内部リンクを設置する

内部リンクとは、ホームページ内のページとページを結ぶリンクです。

複数のページがあるホームページでは、あるページからトップページに戻る必要なく、次のページやその他の関連ページに遷移できるように内部リンクを設置します。

適切に内部リンクが設定されている場合、ユーザーがホームページ内を巡回しやすくなり、目的以外のページやコンテンツも確認しやすくなります。また、離脱率や直帰率の低下、コンバージョン率アップにもつながる可能性があります。

ポイント③SNSを活用する

デジタルマーケティングを効率的に進めるとともに、見込み顧客以外のユーザーにも自社の魅力を伝えるために、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の活用も検討したいところです。

SNSには大手のサービス以外にも新しいサービスが誕生しており、それぞれのユーザー層が異なるという特徴があります。自社のアピールポイントに合致したSNSを活用することで、効果的に集客できる可能性があります。

ポイント④広告を運用する

Web広告やSNS広告を活用すれば、インターネット上のユーザーに広く働きかけることができます。

広告主が運用できる『運用型広告』を選択することで、予算やターゲットの変更にも柔軟に対応できます。不特定多数のユーザーではなく、自社の商品・サービスにニーズをもつユーザー層を対象としたアプローチが可能です。

ポイント⑤ファーストビューを工夫する

ファーストビューとは、ホームページにアクセスした際に最初に表示される画面を指します。

スクロールせずに、アクセスした直後に目に入るそのままの領域がファーストビューと呼ばれます。ここでは、フリー素材ではなく個別に用意した写真や動画を使うことで個性が表現できます。

ポイント⑥実績やお客さまの声を入れる

導入事例や実績のページは、実際に購入利用した企業や個人がどのような感想を持ち、どのような改善や効果を得られたかを他のユーザーに伝えるコンテンツです。

お客さまの声は、店頭やオンラインで集めた生の声を収集したページで、購入利用を検討中のユーザーが参考にするコンテンツです。

どちらのページも欠けてしまうと、商品やサービスを紹介するだけのホームページになってしまうため、内容を充実させる場合はどちらか一方、または両方のページを作成しましょう。

ポイント⑦コンテンツを充実させる

導入事例やお客さまの声以外にも、Q&Aや会社紹介、ギャラリーなどのコンテンツを充実させましょう。

ユーザーの目線に立って、どのような情報を掲載すべきかを事前に検討しながら、ホームページに盛り込むコンテンツを考えることが大切です。

売れるホームページを作成する手順

売れるホームページを作成する手順は次のとおりです。

  • ターゲットを明確にする
  • 流入計画を立てる
  • コンバージョン計画を立てる
  • インサイドセールスの計画を立てる
  • サジェストキーワードを調べる
  • 競合を調査する
  • 計画を実行したのち測定を行う

はじめにターゲットを決めて、ホームページへの流入やコンバージョンを計画します。それぞれのステップを押さえて、売れるホームページの要素を満たしていきます。

ステップ①ターゲットを明確にする

ターゲットとは、ホームページを訪れてほしいユーザーや、自社に興味があり顧客として見込みのあるユーザーです。

ターゲットを明確にしなければ不特定多数へのPRになってしまい、ターゲットにアプローチしづらくなってしまうため、人物像を明らかにしてターゲットを設定するようにしましょう。

ステップ②流入計画を立てる

ターゲットがどの経路からホームページに訪れるのか、流入計画を立てます。

自然検索(オーガニックサーチ)やSNS・広告からの誘導、あるいは外部サイトから訪問するのかを考え、大きな視点で見ながら経路を考えていきます。

ステップ③コンバージョン計画を立てる

コンバージョン(CV)計画とは、訪問するユーザーを顧客に転換するための戦略や施策を計画することです。

はじめに具体的なコンバージョンの目標を設定し、ユーザーがホームページを訪れてからどのような経緯や移動をしてコンバージョンに至るかを考え、行動喚起を目的としたCTA(ボタンなど)を設置します。

ステップ④インサイドセールスの計画を立てる

インサイドセールスとは、見込み顧客にメールや電話を活用して非対面形式で行う営業活動です。

リモートで提案や販売活動を行うため、ターゲットの特定・顧客として獲得するための戦略・コミュニケーションプランを策定していきます。

ステップ⑤サジェストキーワードを調べる

サジェストキーワードとは、検索エンジンにユーザーが入力したキーワードに関連するキーワードの提案です。

たとえば「春」と入力すると「果物」「食べ物」といった関連キーワードが検索ボックスに表示されます。これがサジェストキーワードと呼ばれるものです。

検索エンジンが過去に入力された検索キーワードから関連性の高いものを選んで表示させており、ユーザーの意図や人気のキーワードが把握できます。

ステップ⑥競合を調査する

競合他社の動向も確認しましょう。競合の成功事例・失敗事例を参照し、自社との差別化ポイントを探します。

競合の状況によって、自社ホームページとの差別化がしやすくなります。市場やユーザーニーズの理解が深まり、効果的な戦略が立てやすくなるでしょう。

ステップ⑦計画を実行したのち測定を行う

ステップ⑥までの計画を実行し、ホームページを運営しながら効果測定を行います。

専用の解析ツールを使用し、客観的なデータから効果が上がっている部分とそれ以外の部分を把握しましょう。

売れるホームページを作成するための手順をチェック

今回は、売れるホームページと売れないホームページの特徴や、売れるホームページを作るためのポイントについて紹介しました。

ユーザーにとって使いやすい、必要な情報にアクセスしやすいホームページは、一定水準以上のアクセス数やコンバージョンが獲得できるため、成果につながります。

現状のホームページに満足できていない場合は、訪問者のデータを分析しSEO対策や広告運用といったさまざまな手法を盛り込み、より効果的な手法で集客を目指してみてはいかがでしょうか。

ホームページ制作会社なら大阪のフォーサイトクリエイションへ

監修者情報

 

株式会社フォーサイトクリエイション

代表取締役 村田 雅利

大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 今までの経験を活かし、営業・企画・戦略の3つの目線から業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対して、コンサルティングとデザインでクライアントの成長に貢献しています。