ホームページのリニューアルを成功させるためには、外してはいけない手順があります。
ただ、漠然と新しい技術を使い、かっこよいデザインにすればよいというわけではありません。
本記事では、ホームページリニューアルの手順を中心に、費用や告知についてもお伝えします。
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ブランディングやマーケティングというプロの視点、そしてお客様という第三者視点で詳細に的確に提案・評価し、『最も効果的なホームページ制作』を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ホームページのリニューアル手順
ホームページリニューアルの手順は下記の様な12の手順があります。
- ①ホームページリニューアルの目的を明確にする
- ②ホームページの目標と計測方法を決める
- ③現行サイトの課題を明確にする
- ④業界調査と競合調査
- ⑤予算について
- ⑥ホームページの要件定義
- ⑦ホームページ制作会社へ見積もりや提案を依頼
- ⑧予算の見直し
- ⑨ホームページ制作会社の決定
- ⑩ホームページ制作
- ⑪ホームページの公開
- ⑫ホームページ公開後のチェック
①ホームページリニューアルの目的を明確にする
まずは、ホームページリニューアルの目的を明確にしましょう。
曖昧なままリニューアルを行ってしまうと、いざ制作する際に作るものが大きくブレてしまいます。
リニューアルの目的の代表的なものを挙げておきます。
- 会社・自社ブランド、商品の認知度を向上させたい
- ホームページからの申し込み数を増やしたい
- 自社メディアでの採用を増やしたい
- ホームページの更新のコストを減らしたい
- 自社メディアで商品を販売したい
等があります。
もちろん、これら以外のものもあると思います。くれぐれも明確にならないまま進めないようにしてください。
関連記事:ブランドサイトとは?制作する目的と役割を解説!サイト事例も紹
②ホームページの目標と計測方法を決める
目的を決めた後は、具体的な目標(数値など)に落とし込んでください。
また、その目標をどのように計測するかも決める必要があります。
アナリティクスやマーケティングオートメーションなど、その方法をしっかりと吟味してください。
③現行サイトの課題を明確にする
現行のサイト(コーポレートサイトやECサイト)の課題を明確にし、その課題をリニューアルに活かせるようにまとめて下さい。
このとき、企業側の視点だけでなくユーザー視点でも、ホームページをしっかりと分析しましょう。
顧客にアンケートなどを実施しても良いかもしれません。
④業界調査と競合調査
業界のインターネットのトレンドや、競合のホームページをしっかりと分析、確認してください。
特に競合や、検索上位の企業のサイトはリニューアルへのヒントが沢山ありますので、じっくりと確認してください。
⑤予算について
ホームページリニューアルのだいたいの指針がかたまったところで、ある程度の予算を決めましょう。
ギリギリの予算にするのではなく、ある程度の余裕を持てる予算を確保しましょう。
ホームページ、例えばコーポレートサイトのリニューアルの場合、実績のあるホームページ制作会社に依頼することを考えると、200~400万円程度の予算があると余裕をもった選択が可能になります。
→ホームページのリニューアル予算についてはこちらをご覧ください。
⑥ホームページの要件定義
予算と合わせて、ホームページの要件を決めましょう。
要件定義で決めるべきことは、「誰に」「何を見てもらい」「どうなってもらうのか」ということを決めましょう。
具体的には、以下のようなことを明確にします。
- 誰に:リニューアル後のターゲット像は?
- 何を:どのようなコンテンツやサイト体験で何を提供する?
- どうなってもらう:何を感じどの様にアクションを起こしてもらう?
あとは、ホームページ制作会社への見積もり依頼を念頭に「リニューアルの条件」や「リニューアルのコンセプト」を固める必要があります。
・リニューアル範囲
・スケジュール
・予算
・社内体制
・インフラ環境
・ウェブシステム
・設計方針
・運用方法
・リニューアルの目的
・イメージ(世界観)
・プロモーション施策
外部の業者に依頼する際に、この要件定義で要望を伝えることになります。
要件定義がずれていれば、制作されるホームページもずれてしまいます。
特に、リニューアルのコンセプトはより明確にしておく必要があります。
⑦ホームページ制作会社へ見積もりや提案を依頼
予算や要件定義をもって、ホームページ制作会社などに見積もりや提案を依頼しましょう。
ここで大事なのは、提案の幅を狭めすぎないことです。
自由度のある提案をしてもらうことが、ホームページ制作会社の選定のとても大事な要素です。
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ホームページの無料診断を実施しています。
「新規顧客の獲得」「求める人材の獲得」「ブランディング」などホームページに求める成果は大きいにも関わらず、「作りっぱなし」になっていませんか?
定期的にホームページ診断を行うことで、
・正常に機能しているか?
・求めている効果が得られているか?
・改善の余地があるか?
など早期発見・早期改善が可能になりますので、定期的に診断を行うことをお勧めします。
\1週間でホームページの課題が知れる/
⑧予算の見直し
余裕があるようでしたら、予算の見直しを行いましょう。
もし、良い提案の予算が合わなければ可能な限り予算の再検討も視野に入れましょう。
目先の、経費削減よりも将来の利益が第一です。
⑨ホームページ制作会社の決定
提案内容や予算でホームページ制作会社を決定します。
特に、気を付けなければならないことは、デザインの「見た目」や奇抜な「機能」で決めないという事です。
当初の目的、目標を実現できる提案はどれなのかという事を第一に選択してください。
⑩ホームページ制作
ホームページ制作に入っていきます。
自分たちが何をいつまでに行わなければならないか、制作会社にはいつに何を確認するのかなど
特にスケジュールを意識して作業を進めましょう。
⑪ホームページの公開
ホームページを公開します。
サーバーの変更がある場合などは、公開後も再確認をしっかりと行いましょう。
特に問い合わせフォームなどのチェックは必ず行いましょう。
⑫ホームページ公開後のチェック
公開後、アクセス解析の設定のチェックや検索エンジンへの表示状態などをチェックしましょう。
1カ月単位で、アクセス解析も行いリニューアル前後の変化をしっかりと分析を行います。
目標通りになっているかどうかをチェックし、修正が必要であれば修正も行いましょう。
ホームページリニューアル時のお知らせの仕方
ホームページのリニューアルの後は、しっかりとリニューアルを告知しましょう。
ニュースリリース系のサイトへの登録も必要であれば行います。
また、SNSを行っていればそちらでの告知も忘れないようにしましょう。
告知例①
日頃より○○のホームページをご訪問、ご利用頂き、誠にありがとうございます。
この度、より使いやすく、より良い体験をしていただけるようホームページを全面的にリニューアルいたしました。
商品検索機能やSNSとの連携を強化し、より皆様が快適かつ楽しくご利用いただけるようになっております。
またスマートフォンやタブレットでの表示も最適化しております。
これまで以上に、お客様に有益な情報をお伝えできるように努めて参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
告知例②
平素より、○○ホームページをご利用いただき誠にありがとうございます。
本日、ホームページをリニューアルしましたので、お知らせします。
今回のリニューアルでは、ご利用される皆様にとって、より情報が探しやすいよう構成やデザインを全面的に刷新しました。
リニューアルにともない、各サイトのURLが変更になりましたのでブラウザの「お気に入り」「ブックマーク」などに登録されている場合は、新しいページのURLへの登録変更をお願いします。
これからも、引き続きご利用の皆様のお役に立つ情報のご提供や、内容の充実に努めてまいります。
今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
ホームページリニューアルのタイミング
ホームページリニューアルには、8つのタイミングあると言われています。
その8つとは…。
- ①デザインの陳腐化
- ②情報発信ができない or 遅い
- ③利用者の環境が変化
- ④機能が古くなった
- ⑤セキュリティ対策が十分でない
- ⑥増えた情報で構成が複雑になった
- ⑦アクセスやコンバージョンが減少している
- ⑧時代の変化
この8つに一つでも心当たりがあれば、リニューアルを検討しましょう。
→ホームページリニューアルの8つのタイミングについて詳細はこちら
ホームページリニューアル時の注意点
ホームページリニューアルを失敗させないための注意点を3つお教えします。
①リニューアルの目的・目標が曖昧なまま進めない
ホームページリニューアルの目的や目標が曖昧なまま進めてはいけません。
もし、当初の目的や目標よりも良いものが見つかったなら、一度立ち止まりしっかりと見直しをしましょう。曖昧なまま進めてしまい「あれをしておけば…」「あっちの方が良かった」とホームページ公開後に気付きやり直しが発生すると、時間も費用も無駄になってしまいます。
②できるだけ予算を最優先にしない
予算はとても大事な要素であることは確かです。しかし、それを最優先にしてしまうと良い提案を見逃してしまうかもしれません。
予算が提案者の提案を狭めることにならないようにしましょう。
③公開後の効果測定を大事に
時間をかけてリニューアルを行い公開に辿り着いた後は、少しほっとしてしまいます。
しかし、その公開後の効果測定がとても大事です。ホームページはすぐに反応があります。その反応をしっかりとキャッチし、分析し目的と目標を達成できるかをしっかりと見極めましょう。
そして、修正が必要であれば、修正を行いましょう。
監修者情報
株式会社フォーサイトクリエイション
代表取締役 村田 雅利
大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 今までの経験を活かし、営業・企画・戦略の3つの目線から業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対して、コンサルティングとデザインでクライアントの成長に貢献しています。