オープンソースソフトウェアであるWordPressでコーポレートサイトを制作している、または、制作を検討している方も多くいらっしゃると思います。

コンテンツマネージメントシステム(以下CMS)を手軽に短期間で導入するには、使用料のないオープンソースのWordPressは最適に思われるかもしれません。
しかし、WordPressの事を知らないまま導入してしまうと後悔する時が来るかもしれません。

そうならないためにも、WordPressでコーポレートサイトを制作する際に気をつけることを3つ紹介します。

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フォーサイトクリエイションのコーポレートサイト、ECサイト、ブランドサイト、採用サイトなどのホームページやウェブシステム開発の実績をご紹介します。

そもそもWordPressとは?

Wikipediaでは、

WordPress(ワードプレス)は、オープンソースのブログソフトウェアである。PHPで開発されており、データベース管理システムとしてMySQLを利用している(後述のプラグインよりSQLiteでの使用も可能)。単なるブログではなくコンテンツ管理システム (CMS) としてもしばしば利用されている。b2/cafelogというソフトウェアのフォーク(後継)として開発、2003年5月27日に初版がリリースされた。GNU General Public License (GPL) の下で配布されている。
WordPress」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)最終更新日時:2020年12月10日 8:42(日本時間)
アクセス日時:2021年2月1日 10:15(日本時間)

と記載されています。

WordPressは、元々ブログ様に制作されたものであり、様々な改良やプラグインなどを利用することにより一般的なウェブサイトでも使用されるようになったということになります。
そのため、「WordPressはコーポレートサイト制作に向かない」「大規模なウェブサイトの制作にはWordPressは使用しない方が良い」ということが言われます。
数千ページのサイトや銀行などの金融系システムにWordPressなどのはオープンソースソフトウェア自体を使用するのはお勧めできませんが、一般的なコーポレートサイトであればWordPressでの構築はこれからお伝えすることを気を付けて頂ければ全く問題はありません。

W3Techsによると世界のウェブサイトのうち40%以上がWordPressで制作されています。
それだけ、信頼性も汎用性も高いということが言えると思います。

WordPressでコーポレートサイトを制作するメリット

WordPressでコーポレートサイトを制作するメリット

1.サイトの構築が比較的容易

WordPress自体は元々ブログ用のツールでしたが、今や様々な改良が加えられ一般的なウェブサイトの構築でも容易に対応できるようになっています。
ウェブサーバーへの導入も比較的容易です。レンタルサーバーによっては、簡単にインストールする機能が用意されているものもありますので、ウェブサーバーの知識がなくても導入可能です。

2.記事の更新が容易

コーポレートサイトのコンテンツとしてよくある「ニュース」や「新着情報」などの、記事系コンテンツはWordPressの本来の機能であるブログと似た構成になりますのでより簡単に更新が可能です。
記事系コンテンツ以外でも、テンプレートを用意すればプログラムが全くわからないという人でも簡単に更新できるような構成が可能です。

3.プラグインやテンプレートが豊富にある

WordPressには様々な機能を持ったプラグインやデザインテンプレートが用意されています。
有料のプラグインやデザインテンプレートもありますが、無料でも高機能なものもありますので、
サイト上で実現したいことを簡単に実現できるかもしれません。

4.使用自体は無料

WordPressはオープンソースですので、使用すること自体は無料です。
お使いのウェブサーバーが対応していれば、WordPressを簡単に導入できます。

この様に、WordPressには様々なメリットがあります。
しかし、コーポレートサイトを制作するということに関しては、
気を付けないといけないことがあります。

WordPressでコーポレートサイトを制作する際に気を付けること

WordPressでコーポレートサイトを制作する際に気を付けること

1.サイトの目標が曖昧なまま制作をしない。

前述の通り、WordPressを使用すれば簡単にサイトの構築が可能です。

「まずは、かっこいいデザインテンプレートを使用してそれに合わせてコンテンツを用意すれば…」と安易な考えでサイトを作ってしまうことがあります。
これだけは、絶対にやめて下さい。

本来デザインやコンテンツは、サイトの目標に応じて決まっていくものです。

コーポレートサイトの目標には、

・新規の問合せの獲得
・BtoB企業の一般認知度の向上のため
・求職者のエントリー促進
・投資家からの信頼の醸成

このようなものがあります。

目的が違えば、サイトに訪れて欲しいターゲット層も違いますし、ターゲット層が違えば響くデザインやコンテンツも違います。
デザインテンプレートありきで制作してしまうと、この目標もないままコーポレートサイトを構築するということになってしまいます。

サイトの目標がはっきりしているからこそ、サイトの構成や必要なコンテンツを用意できるのです。

コーポレートサイトを制作するときは、まずは目標を決める。

2.セキュリティ意識をしっかりと持つ

WordPressは人気の高さゆえ、悪意のある第三者からの攻撃の対象になりやすくなっています。
また、オープンソースのため悪意ある第三者からの攻撃を受け何かしらの被害を被っても、誰も保証はしてくれません。
特に、WordPressのプラグインには個人情報をサーバー上に保存するようなものもあり、
最悪の場合、個人情報の流出ということに繋がる可能性もあります。

そのため、サイトの安全は自分たちで守るという意識を持つことが重要です。

・WordPressのログインIDやパスワードの管理
・ウェブサーバー自体のセキュリティ設定の見直し
・実績のあるセキュリティ対策用プラグインの導入
・WordPressやプラグインのアップデートを随時行う

などの対応をしっかりと行えば、限りなく安全なサイトに近づきます。

サイトを公開するということは、ターゲット以外の悪意のある第三者にも公開することになります。
そのため、セキュリティ意識は常にしっかりと持ち、サイトの運用をする必要があります。

3.更新することを前提に運用計画を立てる

WordPressで構築したコーポレートサイトは簡単に更新することが可能になります。
その機能を活用することによって、サイトは際限なく成長していきます。

しかし、せっかくの更新できる機能を持っていても
サイト公開後、全く更新をしていないコーポレートサイトも多数存在します。

インターネット上では、常に新たな情報が発信されますので、古い情報はどんどん軽視されていってしまいます。
情報の更新がまったくないサイト=価値のないサイトと判断されてもおかしくはありません。

更新できる仕組みを最大限に生かせるように、
サイトを公開する前に、しっかりと運用計画を立てましょう

監修者情報

 

株式会社フォーサイトクリエイション

代表取締役 村田 雅利

大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 本物のデザインを提供し、業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対してコンサルティングとデザインで企業の成長に貢献している。