ホームページは企業の情報やニュース、アピールポイントを発信するためのものです。オンライン上で名刺代わりにも役立てられるもののため、リニューアルの際に多くの企業が制作会社に依頼しています。

制作会社はホームページのデザイン・各システムとの連携・コンテンツの作成を請け負っていますが、会社ごとに得意分野があります。いくつかの会社を比較し、「強み」や「提案力」などのポイントで比較しましょう。

この記事では、ホームページ制作会社に依頼する際の準備と会社の選び方、依頼の流れや注意点を紹介します。制作会社の選定や依頼を検討中の方は、ぜひ会社選びの参考にしてください。

INDEX

ホームページ制作会社に依頼する際の準備

制作会社を選ぶ前に、まずは依頼者として相手方に相談や課題の提示を行うため、データの取得・分析や目標の設定を以下の手順に沿って行いましょう。

【ホームページ制作会社への依頼手順】

  1. 目的・目標を明確化
  2. ホームページのターゲットを設定
  3. 参考になるホームページをリストアップ
  4. 自社の強みや差別化ポイントを洗い出す
  5. 数値目標を立てる
  6. 大まかな予算を設定
  7. 納品スケジュールを決めておく
  8. RFP(提案依頼書)を準備

事前準備によって、制作会社にホームページを作る意図を的確に伝えられます。また、自社のホームページが未達成の目標や目的を明らかにして、最終的なゴールを設定すれば、制作会社側ともゴールが共有できます。

目的・目標を明確化する

目的・目標の明確化とは、ホームページを制作する目的や目標のことです。

ホームページには、ユーザーの流入数の増加・商品やサービスの購入・コンテンツ視聴数の増加・資料請求・リピーター獲得といったゴール(到達目標)があります。キャンペーンサイトへの誘導やユーザーとつながりをもつといった、独自のゴールが設定されるケースもあります。

制作会社に依頼する際、何も決まっていない状態から「丸投げ」することもできますが、納期やスケジュールが決まっており無駄なくスケジュールを進めたいときは、目的や目標が決まっていたほうがスムーズです。

「自社のサイトが見にくいのでリニューアルして現代的なデザインにしたい」「新しいお知らせが複数あるので盛り込みたい」「外部のSNSアカウントと連携したい」といった要望が複数あれば、それらを一つにまとめて、どこをゴールにすべきか検討すると良いでしょう。

ホームページのターゲットを設定する

次に、ホームページの目標や目的に合わせてターゲットを設定します。ターゲットの設定とは、自社のホームページにやってくるユーザーのうち、「どの人に向けて発信したいか」を定めることです。

若者向けの商品をPRするためのホームページなら、ターゲットとなる若者のイメージ像を明らかにすることで、さらにターゲットに適したホームページ作りが可能になるのです。

一例として、酒類のPRを行うホームページではどの酒類を扱うかによってターゲットが変わります。ビールやチューハイは年齢を問わず愛飲者が多い飲みものですが、未成年者を除く全世代にターゲットを設定するとPRが効果的に進まない可能性があります。そこで、「ビールのほうが男性の消費者が多い」といったターゲットの絞り込みが必要になります。

ターゲットを絞り込むには根拠が必要になるので、自社のユーザーやホームページの来訪者の属性を分析しながらアプローチしたい対象を絞り込みます。自社のサービスや商品を検索して、口コミの中からターゲットを設定していく方法もあります。

参考になるホームページをリストアップする

ホームページのデザイン案は、既存のホームページや素材・サンプルを集めたサイトなどから収集できます。競合他社のホームページはもちろん、異業種の会社にも視野を広げて、参考になるページをリストアップしましょう。

丸投げ形式での依頼は制作会社側からの提案を受けながら進めていくため、最終納品までに時間がかかります。会社の情報や掲載するコンテンツが準備できても、それをどのように見せるかが決まっていないと、提案を受けたときに迷ってしまうかもしれません。そこで、デザイン案や全体の構成をイメージできるようにリストアップをしておきます。

ただし、検索をかけてホームページを探していると多くの結果がヒットし、選びきれないことがあります。「ホームページ+素材」や「ホームページ+デザイン」といった複合的なキーワードの検索や、ホームページの見本を掲載しているWebサイトを参考にしてみてください。

自社の強みや差別化ポイントを洗い出す

自社のホームページを制作するときは、競合する企業や団体と似たような内容にならないように注意が必要です。

いくつかの選択肢の中があるとき、ユーザーはもっとも魅力に感じたものを選びます。自社の強みを打ち出したホームページを提示すれば、好印象や良い意味でのインパクトを与えて、競合と差をつけられます。ホームページを訪れた人に好印象をもってもらえるだけでも自社のブランディングに役立つのです。

制作会社との打ち合わせでは、強みや差別化のポイントを尋ねられる場合があります。あいまいな回答にとどまらないように強みや差別化のポイントをリストアップ・深掘りし、その場で説明できるように準備しておきましょう。

数値目標を立てる

ホームページを作る前に、以下の数値をチェックしましょう。自社ホームページの課題や現場を把握するためには、数値で確認できるデータが参考になります。

【数値目標に使うデータ】

項目 内容
セッション数 ホームページを訪問して離脱する(1セッション)数。アクセス数とも呼ばれる
PV 「ページビュー数」。一定期間のうちにページが1回閲覧された指標
UU 「ユニークユーザー数」。一定期間のうちにホームページに訪れた人の数
CVR 「コンバージョン率」。ホームページを訪れ、購入や問い合わせなどのゴールに至った人の割合
CTR 「クリックスルー率」。広告やリンクなどのうち、クリックされた回数を計測したもの

それぞれのページを訪れた人の数やクリックの回数を確認すれば、どこに改善点が隠れているのかがわかります。洗い出された内容をもとにして、ホームページの改善にも繋げられるでしょう。

得られた数値から新たに目標を設定すれば、ホームページの最終的なゴールが明確になります。KGI(重要目標達成指標)のように、「ホームページからの問い合わせを10%以上増やす」と具体的なゴールラインを設定しましょう。

大まかな予算を設定しておく

ホームページの制作を依頼する際、デザインやシステムにこだわるほど作業工数が増えるため費用が高額になります。求める機能やコンテンツがすべて揃った理想的なホームページを作るには、予算を十分に用意しなければなりません。

すべて自社でホームページを制作すればコストはかかりませんが、一部分でも他社に外注する場合、予算の話は避けて通れないものです。自己資金には可能なかぎり余裕をもちたいところですが、十分に準備できなければその旨を制作会社に伝え、予算内で提案を受けましょう。

ただし、はじめから予算だけを考えて範囲を限定すると、選択の幅が狭まってしまいます。価値ある提案を受けるためにも、予算の話だけに収めず話を聞いてから金銭的な相談に入ることを考えてみてください。

納品スケジュールを決めておく

依頼から納品までのスケジュールが短すぎると、制作が難しいため依頼できない可能性があります。

ホームページの制作は、1〜数ヶ月ほどかかります。最終納品までは打ち合わせや契約といった制作以外の時間も含め、十分に余裕をもたせておきましょう。

RFP(提案依頼書)を準備する

RFP(Request for Proposal:提案依頼書)とは、業務を委託する際に具体的な提案を行うための文書です。

口頭での説明ではうまく伝えられなかったり、求める仕様と異なるものができあがったりするリスクがありますが、RFPはお互いの認識のずれをなくして後から修正を行う手間やコストを減らします。

RFPには新しく作るホームページの要件や要望を正確に記載し、自社の課題や未達成の項目も盛り込みます。ゼロから丸投げする依頼形式でも、RFPを用意しておくとスムーズです。

ホームページ制作会社の選び方

ホームページ制作会社の選び方は、以下のポイントを比較して検討できます。

【ホームページ制作会社の選び方】

  • 要望に対して新たな提案や掘り下げをしてくれるか
  • ホームページ制作会社の得意分野が自社の目的にマッチしているか
  • ホームページ制作会社の自社サイトは充実しているか
  • スマートフォン用のサイトも制作してもらえるか
  • 担当者との相性やコミュニケーションに問題はないか
  • 制作体制は充実しているか
  • 見積書・提案書に不明点がないか
  • サポートやアフターフォローが手厚いか
  • 運用保守も行ってもらえるか
  • プロジェクトの管理方法は適切か
  • Web集客に関する知識や経験があるか

制作会社は要望や理想のイメージをヒアリングし、実際の設計仕様に落とし込まなくてはなりません。依頼者側としても、正確に要望を形にしてくれる会社選びを心がけたいところです。

それぞれの選び方を詳しく確認していきましょう。

ポイント①要望に対して新たな提案や掘り下げをしてくれるか

リニューアルするホームページに求める条件を文書や口頭で伝え、その情報を踏まえて提案が受けられるか確認しましょう。

実績の豊富な制作会社はノウハウも豊富なため、提案力が高い傾向にあります。ただし、こちらの要望をどの程度まで掘り下げられるかは担当者の手腕に左右される部分もあります。

要望をすべて聞いたうえで「難しい」と言われたり、予算の関係で仕様が変更になったりするケースも少なくありません。話し合いのなかでそのような壁に突き当たったときは、別の角度から提案を受けたいところです。

顧客の要望を可能なかぎり形にしてくれる制作会社は誠実で、長く付き合えるパートナーです。問い合わせから何度かの相談で、会社の信頼性を判断しましょう。

ポイント②ホームページ制作会社の得意分野が自社の目的にマッチしているか

ホームページの制作は個人・法人を問わず依頼可能ですが、得意分野はそれぞれ異なります。個人でユニークなデザインを得意としている人、ページをバランス良く制作できる会社などがあり、自社の求めに合うスキルをもつ制作会社に依頼しましょう。

制作会社の強みは、会社のホームページに記載されています。「サイトリニューアルに対応」「デザイナー・エンジニア・プログラマーが在籍」といった文言で料金体系や料金プランが掲載されています。

制作実績として、今まで手掛けたホームページの実例も紹介されています。クリニックや病院が数多く掲載されていれば、医療系のホームページに強い会社だと判断できるでしょう。

会社の紹介や代表の挨拶、経歴も含めてチェックし、求めに合うスキルを備えているかを確認してから相談してください。

ポイント③ホームページ制作会社の自社サイトは充実しているか

制作会社のホームページは必ず細かい部分までチェックしましょう。連絡先・会社概要・プラン(料金体系)・実績が掲載されていることを確認します。

一例として、トップ画像やバナーなどにフリー素材を多用していないか、ページ内のデザインや仕様に違和感やおかしな点がないかを確認します。少しでも不安な点があれば、他の制作会社のホームページと比較しながら候補先を選びましょう。

「SEOに強い」と記載している会社なら、具体的にSEOのどこが強みなのかを確認します。数字やデータで実績を掲載していれば、そこが判断のポイントになるでしょう。

サイトからX(旧Twitter)やInstagramのようなSNSに連携している、サポート体制やスタッフの声・お客様の声(ホームページ制作を依頼した顧客の感想)を掲載しているときは、顧客とのつながりややり取りにも目を通しておきましょう。

ポイント④スマートフォン用のサイトも制作してもらえるか

スマートフォンからアクセスするユーザーが多いホームページは、スマートフォン用のサイトも制作を依頼する必要があります。

スマートフォン用(専用)サイトは、レスポンシブデザインとは異なります。パソコン用サイトと中身やデザインが同じですが、スマートフォンからの操作・閲覧に特化しており、パソコン用サイトとはURLが異なる独立したサイトです。

パソコンとスマートフォンは画面の大きさや縦横比が異なるデバイスです。画面サイズに依存せず、どの角度からでも表示できる手法を「レスポンシブデザイン」と呼びます。

管理のしやすさではレスポンシブデザインが選ばれていますが、スマートフォン用サイトはパソコン用サイトと切り離して設計・管理・改善が可能です。

スマートフォンからの見やすさ、使いやすさを考慮したいときは、レスポンシブデザインではなく独立したスマートフォン用サイトに対応している制作会社に依頼すると良いでしょう。

ポイント⑤担当者との相性やコミュニケーションに問題はないか

同じ制作会社でも、事業者ごとにノウハウや得意な分野が異なるように、担当者との相性もホームページの質を決める要素です。こちらの疑問や不安をヒアリングして、解消に向けたアドバイスや提案が行えるかどうかを確認してください。

担当者が意図をしっかりと把握して提案すれば、その中から納得のいく選択ができます。しかし、こちらの意図を大まかにしか把握しておらず提案数が十分でなければ、無難な内容にとどまってしまう可能性もあります。

問い合わせの段階で対応が雑だったり、意思疎通や連携が取りづらかったりすると、その後の進捗にも影響を及ぼす可能性があります。限られた時間の中で理想のホームページを制作できるように、担当者や制作会社との相性を慎重に見極めることが大切です。

ポイント⑥制作体制は充実しているか

制作会社の規模や得意分野に加えて、社内の体制も確認しておきましょう。

【制作体制について】

  • 内製または外製のどちらなのか
  • 有資格者・許認可の有無と内容
  • サポート体制の有無と内容

外製(外注)とは、システム開発のように自社で対応できない業務を外部委託する方法です。内製はその反対で、外部委託を行わず自社で対応する方法です。

ホームページ制作では、デザイン以外のシステム開発やシステム連携、その他の開発業務を請け負う場合があります。社内にエンジニアやプログラマー、フォトグラファーなどが有資格者として在籍しているか、資格の種類やレベルが記載されていればそちらも確認しまましょう。

制作会社側の注意点として、ホームページ内で画像やアイコンを配置する際、著作権の確認が必要です。顧客の依頼内容や個人情報を適切に取り扱うために個人情報保護方針も遵守しなければなりません。

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が認可する「Pマーク」のように、許認可の有無も確認しましょう。顧客へのサポートとして、打ち合わせや提案時の訪問、制作後の運用サポートやアフターメンテナンスの有無をチェックしてください。

ポイント⑦見積書・提案書に不明点がないか

話し合いによって方向性が決まると、依頼先から見積書や提案書が発行されます。

一例として、ホームページの構成や方向性を決定する作業には「ディレクション費(プランニング費)」が、配色や模様のデザインには「デザイン費」がかかり、SEO対策にも「SEO対策費」といった名目で費用が計上されています。

クリエイティブ系の作業は、完成後に「イメージと違ったので修正してほしい」というケースが考えられるため、制作会社と顧客の双方が認識をすり合わせておく必要があります。万が一修正が必要になったときは何回対応してもらえるのか、追加料金の有無と金額も忘れずに確認してください。

見積書や提案書の記載内容に不備やその他の疑問点がないことを確認し、把握できていない部分や専門用語についてはそのつど質問をして解決しておきましょう。

ポイント⑧サポートやアフターフォローが手厚いか

サポートやアフターフォローが用意されていれば、ホームページができあがってからの運用や更新、修正を依頼できます。

1回ごとの依頼で契約が終了する場合は、サポートやアフターフォローを別にして依頼しなければなりません。

ホームページのリニューアルに加えてサポートやアフターフォローを付帯できる会社では、月額制でサイトの更新を任せられたり軽微な修正に割安な料金で対応してもらえたりと、継続的な依頼が可能です。

ポイント⑨運用保守も行ってもらえるか

運用保守とは、ホームページが公開されてから正常な状態を保つことです。システムトラブルや不正アクセス、その他の問題が発生したときは原因を突き止めて適切に対処し、正常な状態へ戻さなければなりません。

システム系の会社では、ホームページの制作とは別に運用保守を提供しているところもあります。個別で依頼せずすべて同じ会社にまとめて任せるならば、運用保守サービスを提供している会社を探すと良いでしょう。

ポイント⑩プロジェクトの管理方法は適切か

実績のある制作会社では、プロジェクトごとにスタッフを割り振って工程をプランニングし、作業を進めます。

ホームページの制作を期間内に終えるためには、管理体制や管理方法が整っていなければなりません。依頼者からはどのようにプロジェクトを進めていくのか確認できないため、納期やスケジュールに関する話し合いを行ったときに、プロジェクトを遅延なく進めてもらえるか尋ねておくと良いでしょう。

ポイント⑪Web集客に関する知識や経験があるか

インターネット上では、新旧問わず多くの情報が集まります。その中で自社サイトを目立たせるためには、SEO対策と呼ばれる施策が必要になります。

ホームページをリニューアルする目的のひとつは、自社の名前や商品・サービスを一人でも多くのユーザーに知ってもらうことです。

制作会社がSEO対策やSNS、その他のコンテンツや媒体を活用した「Web集客」のノウハウを持っていれば、リニューアルする目的を的確に把握し、集客力の高いホームページに仕上がります。

ホームページ制作会社を選ぶ流れ

ここからは、ホームページ制作会社を選ぶ流れについて確認していきましょう。

ステップ①要求事項を整理する

はじめに、制作会社に求める項目を整理します。ステップ①の時点ですでに制作会社がある程度絞り込めており、数社に相談する段階と考えてください。

「サイトデザインを一新したいので、他社と同じにならないデザインにしてほしい」「コンテンツを充実させたいが、どこから着手すればいいか迷っているのでアドバイスがほしい」といったリクエストを洗い出し、わかりやすく整理してから相談しましょう。

ステップ②RFIを提出する

RFI(情報提供依頼書)とは、制作会社の業務委託実績や制作実績といった情報を収集するための依頼書です。

RFIは相手方の会社情報やサポート体制、プロジェクトへの対応可能性などの情報提供を依頼する書面ですが、それに対する返答は書面ではなく事例集やパンフレットのような資料が送られてきます。

資料を参照しながら、候補となる制作会社にはRFPを新たに制作して提出します。

ステップ③RFPを提出する

RFP(提案依頼書)とは、ホームページを制作するにあたっていくつかの候補の中から発注先を選ぶため、相手方に提案を依頼する書面です。

RFPの提示によって、ホームページのリニューアルが必要な理由や自社の課題、解決したい悩みを相手方に伝えられます。すでにRFIを提出し、相手方の情報を得ているので、そのRFIをもって「信頼できる企業として提案を受けたい」と伝える意味もあります。

RFPを受け取った相手方は、書面の内容を受けて具体的な提案を組み立てることができます。

ステップ④打ち合わせする

RFI・RFPを提示し、提案を受けたあとは対面またはオンライン・電話での打ち合わせに入ります。

双方のイメージを形に落とし込むため、対面形式での打ち合わせが一般的です。予算や追加費用の件も含めて、どこまで作成を依頼するのか(できるのか)を話し合います。

ステップ⑤依頼先を選定する

ステップ④までを終えてから、最終的な依頼先を選定します(ステップ④までに依頼先が決まっていれば、ステップ⑤を省く)。

RFQ(見積依頼書)を提出して金額を比較してから依頼先を選定する方法もありますが、予算の相談をすでに終えている場合、RFQの提出は不要です。

ホームページ制作会社を選ぶ際の注意点

ホームページ制作会社の選び方として、営業トークや会社の規模といった表面的な情報だけを信頼せず、費用対効果やスケジュールも鑑みたうえで、総合的に判断しましょう。

営業トークを鵜呑みにしない

Webサイトの制作は個人でも可能です。個人事業主や副業としてホームページ作成を手掛けている方も多いため、営業をかけられたときは必ず実績を確認してください。

その会社や事業者は何を得意としているのか、こちらの要望にどの程度寄り添ってくれるのかを中心に、求めている条件をすべてクリアできるかを見極めます。

「どんなホームページでも制作できます」と、必要以上に大きく見せるような営業トークをそのまま受け取らないように注意しましょう。

ホームページ制作会社の規模だけを基準にしない

会社の規模や社員数は、「安心して依頼できる会社」という好印象につながります。

確かに、会社の大きさは強みや実績に比例する部分があります。しかし、規模が大きくても求めている仕様や理想に即してくれるとは限らないため、会社の実績・アピールポイントをよく確認し、具体的な提案も受けるようにしてください。

スケジュールに余裕を持つ

ホームページ全体のボリュームやシステム構成によっては、スケジュールに変更が出る場合があります。あとから仕様変更を加えるようなケースも同様です。

一般的に、10ページを超えるものは3ヶ月以上の納期が必要になりますが、仕様変更や修正が加わるとそれ以上の期間が必要になります。スケジュールは依頼内容に左右されるため、納品までの期間にはゆとりをもっておきましょう。

費用だけで選ばない

費用対効果を重視すると、少しでも安く費用を抑えられる会社を選びたくなります。しかし、制作費用が安いほどクオリティが下がる可能性もあります。

自社で対応可能な部分は外注しない、SNSの作成・運用やコンテンツの作成を自社で済ませるという方法も検討できます。

費用だけではなく、会社としての姿勢や対応力・提案力に注目しましょう。外注の必要がない項目を依頼させようとしたり、不要な仕様を盛り込もうとしたりする会社に注意し、要望を丁寧にヒアリングしてくれる会社に依頼しましょう。

ホームページ制作会社のおすすめランキングを信用しすぎない

どの会社に依頼すべきか悩んだときは、各社が作成しているランキングが参考になります。大手や中規模以上の会社が名を連ねているので、初めてホームページ制作を依頼するときは社名も含めて参考にできるでしょう。

しかし、ランキングはあくまでもその運営者が独自にランク付けしたものです。「おすすめ」「人気」「注目」という文言だけで判断せず、会社情報や実績、各社の公式サイトを確認して比較するようにしてください。

ホームページの制作会社は慎重に比較する

今回は、制作会社にサイトリニューアルを依頼する前の準備や選び方、依頼の流れと注意点を紹介しました。

既存のホームページをリニューアルするときは、事前準備と候補先の制作会社選びに時間をかけ、相談・契約・発注・納品までの期間も十分にとりましょう。外注の必要がない部分は必要ないことを伝え、制作を依頼する部分だけ提案を受けるとコストダウンにつながります。

費用以外のところでは顧客への対応や姿勢、提案力や対応力、スケジュールへの管理意識や管理体制を見て、総合的に満足度の高い会社を選びましょう。

私たち、株式会社フォーサイトクリエイションは、全国の様々な企業や商品・サービスのブランディングかホームページ制作、パンフレットなどのグラフィックデザイン制作、動画制作などトータルにサポートしていますので、ご不明点やご質問などありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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監修者情報

 

株式会社フォーサイトクリエイション

代表取締役 村田 雅利

大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 本物のデザインを提供し、業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対してコンサルティングとデザインで企業の成長に貢献している。