ブランドサイトとは何か、ブランドサイトを制作する目的や役割を明確に説明します。
ブランディングはアパレル、食品、通販業界などにおいてとても重要です。本記事ではブランドサイトの制作事例も紹介します。
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ブランディングやマーケティングというプロの視点、そしてお客様という第三者視点で詳細に的確に提案・評価し、『最も効果的なホームページ制作』を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ブランドサイトとは
フォーサイトクリエイションでは、ブランドサイトとは、ブランディングを企業や商品・サービスの「ここにしかない価値」を強く訴求し、目的を達成させることと定義しています。
もう少し具体的に言うと、ブランドサイトは企業の主力商品やサービスのイメージや価値感を、より多くの方に知ってもらうためのサイトということでもあります。
ブランドサイトとは、そのブランディングを世の中に訴求する1手段ですが、とても大きな影響力と発信力をもっている重要なツールです。
今や、ブランドサイトは様々なブランディングの手法において、そのほとんどで使用され中心的な役割を担っています。
つまり、ブランドサイトのターゲティングや方向性、デザインクオリティなどがブランディングの成否に大きく影響します。
ブランディングとは
ブランディングとは、消費者が「家族で便利に乗れる車が欲しい」「恋人と楽しい旅行を過ごしたい」と思ったときに、「あの車が」「このテーマパークに」と自社の商品やサービスをイメージしてもらうために行う様々な施策や戦略のことを指します。
字面のイメージから、「高級品にすること」=「ブランディング」と誤解している人が居ますが、あくまでも消費者の欲求に対して、自社の商品やサービスに結び付けてもらう事がブランディングです。
ブランディングの際には、「他社との差別化」「自社商品・サービスのメリットの訴求」「自社商品・サービスにしかできない体験の訴求」を意識し、ターゲットに合わせた、方法や表現・デザインで発信していきます。
ブランディングの成功は、消費者に「価格」「利便性」という評価軸以外の評価軸をもたらします。その結果、他社にはない自社独自のポジションを確立し、「この時はこの商品」「これならあのサービス」という共通のイメージを多くの消費者に持ってもらえるようになります。
ブランディングには「何の」ブランディングかによっていくつかの分類があります。
ここにしかない価値を創造し、競合との差別化を図る。
企業の大切な想いやアイデンティティ、ここにしかない価値や魅力を創造し、ターゲットに分かり易く発信することにより、新たなビジネスチャンスを生み出します。
施設の魅力とマーケットを熟知し、勝つためのポジションを確立する。
商業施設の魅力だけでなく、競合・地域性・ターゲットなどのマーケット情報も掛け合わせて勝つための戦略を組み立て末永く愛される施設を実現させます。
商品の魅力やメリットを磨き、コンバージョンを向上させる。
商品の魅力やメリットはもちろん、「それを体験したらどうなるのか?」などをインパクトと分かり易さで訴求し、コンバージョンを向上させます。
働く【人】の心を動かしすべての質の向上を実現させる。
企業や施設のビジョンや想い、そしてここで働く【人】の想いや誇りを創造し、見える化で浸透させ、パフォーマンスの向上を持続的に実現させます。
これらの詳細についてはこちらをご覧ください。
ブランドサイトの目的
ブランドサイトは、企業自体あるいは商品・サービスの価値を高め、価格などの指標に囚われず、消費者からの指名を獲得することを最大の目的としています。
つまり、そのサイトでは、「売上」や「問い合わせ数」といったはっきりとした数値での評価はできないため、その施策や戦略に応じて適切な指標を設けることが、重要になります。
この指標が不明確なままだと、何をもって成功(もしくは失敗)とするかが決められず、そのまま続けるのか改善をするべきなのかも分からず、意味のないサイトとなってしまいます。
ブランドサイトと各種ホームページとの違い
ブランドサイトとコーポレートサイトやECサイトなどのホームページとは大きな違いがあります。
・自社を多くの人たちに知ってもらい理解してもらう事
・最終的には商品やサービスへの問い合わせなどのアクションに繋げる事
・商品やサービスを購入してもらう事
この様に、目的が明確で、目標も「問い合わせ数」や「売上」というように具体化しやすいです。
しかし、ブランドサイトは目的が「企業自体あるいは商品・サービスの価値を高め、価格などの指標に囚われず、消費者からの指名を獲得することを最大の目的」となっていますので、具体的な数値目標が立てづらくなってしまいます。
ブランドサイトは、他のホームページと違い「目標設定自体を考え」「どの様な指標で目標の達成度をはかるかを考える」ことが必要という点が大きく違うと言えます。
また、最もブランドの価値を伝えられる・共感してもらえる消費者にしっかりと訴求するため、サイトのターゲットもより絞り込むことが求めらえます。
その点では、コーポレートサイトの様な広く訴求しなくてはならないサイトとは大きく違うと言えます。
関連記事:ホームページのリニューアル手順!お知らせの仕方や費用について解説
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ホームページの無料診断を実施しています。
「新規顧客の獲得」「求める人材の獲得」「ブランディング」などホームページに求める成果は大きいにも関わらず、「作りっぱなし」になっていませんか?
定期的にホームページ診断を行うことで、
・正常に機能しているか?
・求めている効果が得られているか?
・改善の余地があるか?
など早期発見・早期改善が可能になりますので、定期的に診断を行うことをお勧めします。
\1週間でホームページの課題が知れる/
ブランドサイトの役割
ブランドサイトには、その目的を達成するために5つの役割が求められます。その5つの役割をご紹介します。
- ①ブランド価値の認知向上
- ②ブランドの選択機会の増加
- ③リピート率の向上
- ④ブランド価値の向上
- ⑤紹介率の向上
①ブランド価値の認知向上
自社商品やサービスの価値をターゲットにより深く刺さるように訴求し、そのターゲットの意識下にしっかりと認知してもらいます。どの様な時に、どの様な場面で、見てもらうサイトなのかを意識します。
②ブランドの選択機会の増加
「価格」や「利便性」という指標だけでなく、他の様々な指標での選択しを提供することにより、選択の機会を増やします。この時、自社の商品やサービスに有利な指標を提示することが最重要です。また、選択の必要な時にしっかりとサイトを見てもらうということも必要です。
③リピート率の向上
『商品やサービスを購入してもらうこと』と『ブランドを選択してもらうこと』とは同じ様で、実は大きく違う点があります。ブランドを選択してもらうということは、そのブランドで新たな商品やサービスを発表しても、再び選択してもらえる可能性が大きいですが、商品を購入してもらっただけでは、その商品と全く違う商品を発表したとしてもその購入に繋がるかどうかが未知数なのです。
ブランドを選択してもらうということは、すなわち消費者をリピーター化そしてファン化することに他なりません。
④ブランド価値の向上
自社ブランドと競合との違い、自社ブランドにしかできない体験の訴求や自社ブランドを選択した消費者の反響を発信することにより、ブランドの価値を訴求します。
⑤紹介率の向上
自社ブランドのファンとなってもらうことは、リピーター化のためだけではありません。ファンとなってもらう事により、ファンの周りの方々にそのブランドを広めてもらうということもファン化の重要な目的です。そしてそのファンの人たちが自身をもって紹介できるようにブランドサイトを構築しておくことが求められます。
成功するブランドサイトを作る5つのポイント
①ターゲット設定を明確にする
成功するブランドサイト制作のためには、顧客のニーズや市場のトレンド、競合他社の動向を探り、的確なターゲット像を設定することが重要です。ユーザー側の視点を持つことが重要です。
②ユーザーが共感するコンテンツが制作できているか
ユーザーが共感できるストーリーや情報を提供することで、ユーザーとのつながりを深めます。
ターゲットユーザーが何を求めており、どの様なことに興味があるかをしっかりと分析し、伝えたい事だけでなくユーザーが求めるものを適切に発信することが何よりも重要です。
③商品の価値を魅力的に伝えられているか
商品やサービスの価値を明確に伝え、その魅力を最大限に引き出すことが重要です。
ユーザーが求めるものを提供しても、自分たちの商品やサービスをしっかりと伝えなければ、意味がありません。
ユーザーの趣味趣向に合わせた、デザインやコピーで魅力を最大限伝えましょう。
④アクションへの導線を意識しているか
ブランドサイトで陥りがちなのが、購入や問い合わせへの導線が不確かなまま公開してしまうということがあります。
伝えるだけで満足するのではなく、伝えた後どの様なアクションを取ってもらいたいかを明確にし、問合せや購入などのコンバージョンに繋げます。
⑤アクセス後のアプローチを確立しておく
ブランドサイトへのアクセス後、どの様にユーザーにアプローチしていくかを明確化しておきます。
例えば、ブランドサイトのコンバージョンがSNSのフォローであったならば、
フォロー後どの様な、メッセージを発信するかを決めておかなければなりません。
フォローし続けるメリットやメッセージを欠かさず見てもらうためには、初めて数回のメッセージが重要な役割を果たします。
その数回で、興味を引くことが出来なければ、その後のメッセージも無視される可能性が高まってしまいます。
ブランドサイトに必要なコンテンツ
会社の理念やストーリー
企業の理念やこれまでのストーリーを共有することで、ユーザーに対して信頼性を示すことができます。
関連のある会社や人物からの推薦
関連のある会社や人物、専門家などの声を掲載することで、ブランドの信頼性を高めることができます。
メッセージ
ユーザーの共感を生むメッセージが必要です。商品やサービスが自らの需要や価値観とマッチしていると感じてもらう必要があります。
ストーリー
商品やサービスの特徴や利点を説明するだけでなく、見込み顧客の生活にどのような影響を与えるか、ストーリーとして示すことが大切です。
商品イメージ
写真やイラストなどの視覚的な要素は、商品やサービスの利点を直感的に伝える役割を果たします。
SNSによるブランドコンテンツ
SNS(特にInstagram)によるブランドコンテンツは、企業がインフルエンサーを活用したPR投稿を行うベースとすることが可能です。
SNSはユーザーへの訴求の新たなチャネルとなるだけでなく、コミュニケーションの場としても機能します。
SNSは共感が即拡散に繋がる重要なメディアです。ぜひ導入をご検討ください。
ブランドコンテンツ広告
リスティング広告やSNS広告でブランドコンテンツ広告を利用することで、
より広い層の潜在顧客にアピールをすることが可能です。
ホームページで集客をするための効果的な方法について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
ブランドサイトの制作事例
弊社制作ブランドサイト実績の一部をご紹介します。
デザインにこだわったブランドサイト
新規事業の立ち上げから携わっております。ブランドサイトを構築と、その新規事業で使用するブランドツールの構築も行いました。
ブランドロゴデザインやキャッチコピー作成を行っております。
SNSプロモーション立案も合わせて行い、ブランドプロモーション全体をお任せいただきました。
詳細はこちら
高級感溢れるブランドサイト
建材メーカ内でも、最もアッパー層を狙った商品のブランドサイトを構築しました。
デザインだけでなく、サイト内での動きやユーザビリティにも配慮し、高級感を演出しております。
詳細はこちら
通販・EC のブランドサイト
食品メーカーの初めて直販サイトの構築を行いました。
ターゲットを「健康志向の方」「スポーツを日常的に行っている方」とし、その方々に訴求できるようなブランド構築を目指しました。
詳細はこちら
食品業界のブランドサイト
元々進めていた「企業ブランディング」の総仕上げとして、コーポレートサイトの機能も有したブランドサイトを構築しました。
この企業にしかない価値をいかにして表現するかを重要視しております。
詳細はこちら
ブランディングとブランドサイト
ブランドサイトはただ、「かっこよいだけ」「高級感を演出」すれば良いものではありません。時には「かっこ悪い」「庶民的」なデザインで訴求する必要もあります。
ブランディングを理解していないホームページ制作会社だと、どうしてもそのブランドの本当に訴求しなくてはならないターゲットを見誤り、ブランドサイトのデザインやコンテンツ自体も間違ったものを構築してしまうことになってしまう可能性もあります。
ブランドサイトを制作する際には、ブランディングを理解し、ブランディングを実行できるホームページ制作会社に任せることがとても重要です。
フォーサイトクリエイションでは、様々なブランディングを手掛けてきた経験を活かし、最大の効果を発揮できるようにブランドサイトを構築しております。
ブランドサイトを構築はあくまでも、ブランディングの一部ですが、何度も申し上げております通り、大変重要な要素です。
そのことを改めて、お考えいただいた上で、ブランドサイトの制作や現行のブランドサイトの見直しをしていただければと思います。
監修者情報
株式会社フォーサイトクリエイション
代表取締役 村田 雅利
大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 今までの経験を活かし、営業・企画・戦略の3つの目線から業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対して、コンサルティングとデザインでクライアントの成長に貢献しています。