Webサイトは、企業の顔としてイメージを向上させる役割や、商品・サービスの紹介から購入利用につなげる役割があります。

それぞれのサイトがオリジナリティやメッセージをもって作られていますが、狙い通りの効果を得るためには、ユーザーへの配慮やサイトの方向性を明確に打ち出すことが大切です。

この記事では、Webサイトの改善点を見つける方法について紹介します。課題を明らかにするためのポイントや、実際に多く見られる課題の例を取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。

本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ブランディングやマーケティングというプロの視点、そしてお客様という第三者視点で詳細に的確に提案・評価し、『最も効果的なホームページ制作』を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

Webサイトの課題を見つけるには何をすればよい?

Webサイトの課題を見つけるためには、次の3点を確認します。

  • 競合分析を行う
  • アクセス分析を行う
  • 過去の数値データと比較する去の数値データと比較する

Webサイトには、企業や商品の紹介、新商品や新サービスのお知らせなど、さまざまな目的があります。サイトが効果を上げているかは、サイトを見るだけでは判断できません。そこで、定期的に効果を検証する作業が必要になります。

課題を発見するためのプロセスとして、自社と同じ商品・サービスを扱っている競合他社の分析や、自社サイトのデータを分析し、客観的に判断します。ここからは、それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。

ポイント①競合分析を行う

競合分析とは、競合他社のWebサイトのデザインや機能、自社サイトとの相違点を探す作業です。Webサイトの課題を見つけるためには、競合他社の分析が不可欠です。

競合分析によって、自社サイトがどの位置やどの状態にあるのかを把握しやすくなります。たとえば、競合他社がトレンドを押さえたWebサイトを公開し、自社サイトがトレンドに対応しきれていない場合は、競合他社のほうがユーザーへの視覚的なアピールに積極的と考えられるでしょう。

競合他社のサイトにある問題点や失敗事例を参考に、自社サイトで同じような失敗をしないように予防することもできます。

ポイント②アクセス分析を行う

アクセス分析とは、Webサイトの訪問者の数・滞在時間・CVR(コンバージョン率)・ページビューなどを収集して解析し、結果を基にWebサイトの効果を評価したり、改善点を見つけたりするプロセスです。

アクセス解析によって、ユーザーがどのサイト・どの経路から自社サイトへ訪れたかを把握できるほか、直帰率と呼ばれるサイトからの離脱割合もチェックできます。直帰率が高い場合、Webサイトやページに何らかの課題が存在すると判断できます。

アクセスデータを多角的に分析すれば、Webサイトの状況がより正確に把握できるでしょう。

ポイント③過去の数値データと比較する

過去のデータを分析してみると、Webサイトのパフォーマンスが現在までどのように推移しているのかが把握できます。たとえば、過去のデータが良好で、現在のデータが悪化している場合は、パフォーマンスが悪化していると判断できるでしょう。

過去のデータから問題や改善点が見出だせるケースもあります。いつからアクセス数が低下しているのか、具体的な状況の把握や、季節やイベントの影響をどの程度受けているかを視覚的に判断できます。

Webサイトの課題を明確にするために確認すべき項目

Webサイトの課題を明確にするために確認すべき項目は次のとおりです。

  • 閲覧数
  • ユーザー属性
  • 表示速度
  • 流入キーワード
  • 使用デバイス

サイトを訪れた訪問者(ユーザー)の属性や使用デバイス、流入にあたって使用されたキーワードなどを確認しましょう。

フォーサイトクリエイションは、Webサイトの制作やリニューアルを得意としています。サイトごとの課題を発見し、最適なホームページ作成をご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。

閲覧数

閲覧数はPV(ページビュー)数とも呼ばれる指標のひとつです。集客性を判断するうえで重要とされる指標で、Webページがどれだけ閲覧されたかを示すデータです。

閲覧数の計測方法は、ユーザーが1回Webサイトにアクセスすると1カウントとなり、ページの更新・戻るボタンを押した場合でも1カウントとなります。

閲覧数のみでユーザー数を推測することはできませんが、自社サイトの人気度やユーザーの関心度を知るための指標として活用できます。

ユーザー属性

ユーザー属性とは、Webサイトなどに訪れるユーザーがもつさまざまな属性のデータです。

  • 市区町村
  • 言語
  • 年代
  • 性別
  • 興味関心の傾向
  • 使用したブラウザ

解析ツールを使用すれば、上記のような属性を確認できます。属性ごとにコンバージョンが変わるのか、どの国や地域の収益率が高いかといった点が把握しやすくなります。

「20代・女性・東京(日本)」といった属性で絞り込んでリサーチを行うと、この属性のユーザー全体がどのような挙動をとっているかをイメージしやすくなり、より正確なユーザー像の把握に役立ちます。

表示速度

Webサイトがユーザーにとって使いやすいかどうかを把握するために、表示速度も確認しましょう。

表示速度とは、WebサイトのURLにアクセスしてからページがすべて表示されるまでの時間です。動画やその他の要素によっては表示速度が遅く、なかなか目的のコンテンツが表示されないといったケースもみられます。

表示速度が遅いサイトは離脱率が高いといわれており、CVRの低下にもつながる問題です。速度の遅いサイトはファイルの圧縮や外部化などの手段で高速化することをおすすめします。

流入キーワード

流入キーワードとは、ユーザーが自社サイトにやってきたときに、検索ボックスに入力したキーワードです。

ブックマークを経由して自社サイトに訪問する場合、流入キーワードは発生しません。「検索を行うときに使った単語」が、流入キーワードとなります。

流入キーワードは、無償または有償の解析ツールで調べられます。有償のツールではキーワードごとに月間の検索回数やトラフィック、順位といった情報も調べられるため、どのキーワードが効果的かを確認できます。

使用デバイス

使用デバイスとは、自社サイトに訪問したユーザーが使用したパソコンやスマートフォンのようなデバイス(端末)です。

たとえば、パソコンからのアクセスが多く、スマートフォンのアクセスが極端に少ない場合は、Webサイトがモバイルフレンドリーになっておらずスマートフォンからの閲覧に何らかの課題があるかもしれません。

デバイスごとにWebサイトでの閲覧体験は異なります。ユーザーエクスペリエンスを向上させる観点からも、使用デバイスの種類や件数を詳しく分析する必要があります。

抱えがちなWebサイトの課題の例

Webサイトを運営する際に抱えやすい課題は次のとおりです。

  • アクセス数が伸びない
  • 問い合わせ数が少ない
  • 納得のいくデザインに仕上がらない
  • Webマーケティングの戦略が立てられない
  • 何を改善すればよいかがわからない

アクセス数や問い合わせ数が伸び悩む、サイトのデザインやマーケティングに関する悩みなど、課題ごとに内容をみていきましょう。

課題①アクセス数が伸びない

アクセス数の伸び悩みとは、Webサイトへの訪問者が一定水準から増えずに停滞するような状況です。

この状況は、新規訪問者の獲得が難しい・リピーターの定着不足・コンテンツの問題(ニーズに合っていない、興味を惹かないといった問題)など、さまざまな要因が関わっている可能性があります。

課題②問い合わせ数が少ない

問い合わせ数が少ないというのは、ユーザーがサイトを訪れても問い合わせが発生せず、件数が少ない状況です。

商品やサービスを提供している以上、一定の問い合わせ数を確保する必要がありますが、コンテンツやユーザビリティといったいくつかの理由によって、問い合わせ数が低下している可能性があります。

課題③納得のいくデザインに仕上がらない

Webサイトは事前に内容や方向性を決めて、計画的に構築していきます。それでも、理想とするデザインや機能が実現しない場合があります。

一例として、美しい外観を持つWebサイトにリニューアルしたものの、部分的に使いにくさが残るケースです。

Webサイトにはデザインだけではなく、ユーザーエクスペリエンスに配慮したサイト構成、技術的な制約を踏まえたサイト作りが求められます。

課題④Webマーケティングの戦略が立てられない

Webサイトは、ユーザーのニーズを考慮しながら自社のイメージアップや商品・サービスの購入利用を促すようにマーケティング戦略を立てなければなりません。

戦略を立てるには、ターゲットユーザー層の明確化やデータ分析が必要です。しかし、十分に準備が整っていない場合、戦略自体が不十分なものになる可能性があります。

課題⑤何を改善すればよいかがわからない

改善点が多い、あるいは解析の方法がわからないといった理由から、何を改善すればよいかがわからないというケースもあります。

Webサイトを運用していくと、改善点や課題が明らかになるケースがあります。改善のステップを踏みながら効果を測定し、成果につなげることが大切です。

Webサイトの課題を解決するためにすべきこと

Webサイトの課題を解決するために意識したい6つのポイントは次のとおりです。

  • 優先度の高いものから改善する
  • SNSや広告を活用して集客に注力する
  • 良質なコンテンツを入れる
  • SEO対策を行う
  • ユーザーが使いやすいかを考える
  • Webサイトのコンセプトを考える

課題解決には、上記の項目を意識して対応する必要があります。フォーサイトクリエイションでは、クライアントの要望やサイトの方向性も踏まえながら、ユーザーの使いやすさ・見やすさに配慮し、ユーザー目線でのサイト制作が可能です。

優先度の高いものから改善する

課題が複数あるサイトでは、優先度の高いものから着手します。解析ツールによって新たに見つかった課題も含めて、すぐに対処が必要なものを順位付けします。

たとえば、サイト内の重要な機能が使用できず、ユーザーの満足度が低下しているケースでは、すぐに機能が使えるように対処しなければなりません。

SNSや広告を活用して集客に注力する

集客性が低いWebサイトは、SNSや広告でのPRに注力します。Webマーケティング戦略を立てる際に、SNS・広告の運用を検討しましょう。

良質なコンテンツを入れる

ユーザーは、他社との差別化や商品・サービスを見極めるためにコンテンツの内容に注目します。そのため、ユーザーから見て魅力的と感じられるコンテンツを盛り込みましょう。

SEO対策を行う

SEO対策は、新規のユーザー(訪問者)が自社サイトに訪問し、問い合わせや購入利用を検討する機会をつくります。特定のキーワードで検索を行った際に検索結果の上位にサイトが表示される場合、ユーザーの目に触れる回数が増えてアクセス数の増加につながります。

ユーザーが使いやすいかを考える

Webサイトの使いやすさは、「アクセシビリティ」と「ユーザビリティ」に分けられます。アクセシビリティは情報へのたどり着きやすさを意味する言葉で、ユーザビリティはアクセシビリティが確保されていることを前提に、使いやすさ・分かりやすさを意味する言葉です。

フォーサイトクリエイションでは、Webプロモーションを成功に導くためのトータルサービスを提供しています。ニーズや仕様に基づいて、ユーザー目線で使いやすいサイト制作を行っています。

Webサイトのコンセプトを考える

サイトコンセプトとは、Webサイトが伝えたい意味や目的のことです。企業理念・事業内容・ブランドイメージといった点を基に、自社のオリジナリティを含ませたコンセプトを考えましょう。

コンセプトが明確であれば、ターゲットを絞り込みやすくなり、そのターゲットに向けたアピールやWebマーケティング戦略が立てやすくなります。

Webサイトの課題には優先度順の対応が重要

今回は、Webサイトの改善点を見つけるためのポイントや確認すべき項目について紹介しました。

自社サイトの課題を解決するためには、何が問題となっているのかを把握し、優先度の高いものから改善を加える必要があります。集客対策やSEO対策、良質なコンテンツの提供といった課題ごとの対応も重要です。

課題に対処しながらアクセシビリティやユーザビリティにもこだわることで、よりユーザーに寄り添った満足度の高いWebサイトが提供できるでしょう。

ホームページ制作会社なら大阪のフォーサイトクリエイションへ

監修者情報

 

株式会社フォーサイトクリエイション

代表取締役 村田 雅利

大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 今までの経験を活かし、営業・企画・戦略の3つの目線から業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対して、コンサルティングとデザインでクライアントの成長に貢献しています。