ホームページを新しく作りたい。コーポレートサイトをリニューアルしたい。
そんな時、ホームページ制作会社を探されると思います。では、そのホームページ制作会社の選び方はどの様な方法があるのでしょうか?
ところで、ホームページ制作会社は全国にどれくらいあるかご存じでしょうか?
2022年にJetB株式会社が行った調査によると、日本全国には11,000社近くのホームページ制作会社があるそうです
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000010333.html
実際にGoogleなどで検索すると、膨大な数のホームページ制作会社が表示されます。
これだけの数のホームページ制作会社の中から、自分たちに最適なホームページ制作会社を見つけるのは難しい作業です。
デジタルネイティブ世代と呼ばれる、生まれたときからインターネットに触れている世代が、社会人となり自分でサービスや商品を購入するようになっています。
企業においても、ホームページは事業の業績に大きな影響を与えるようになってきています。
この様な観点からホームページ制作会社を選ぶという事は、会社の将来を左右する一因となることをしっかりと認識しておく必要があります。
ホームページの制作やリニューアルを行う際、最も重要なのは「どのような基準でホームページ制作会社を選ぶのか?」と言っても過言ではありません。
ここでは、失敗しないためのホームページ制作会社の選び方について説明します。
ぜひ、ホームページ制作会社選びの参考にして下さい。
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ブランディングやマーケティングというプロの視点、そしてお客様という第三者視点で詳細に的確に提案・評価し、『最も効果的なホームページ制作』を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ホームページがビジネス及ぼす影響
ホームページ制作会社の選択は、ビジネス成果に大きく影響します。良質なホームページは、高いコンバージョン率(訪問者が目的の行動に移行する割合)を生み出し、その結果、売上増加、顧客満足度の向上等のビジネスの成果をもたらします。ホームページは、企業の”顔”であり、訪れたユーザーに対する第一印象を形成します。そのため、ホームページ制作会社選びは企業のブランドイメージを大きく左右します。良質なデザイン、使いやすさ、そして情報の明瞭性は、訪問者の満足度と信頼感を高め、結果的にはブランドイメージの向上につながります。
想定される具体的なビジネス成果は以下のようになります。
ビジネス成果 | 具体的な効果 |
売上増加 | ユーザーフレンドリーなサイトによる商品やサービスの購入促進 |
顧客満足度向上 | 無駄なく情報を提供し、顧客ニーズに対応するサイトによる顧客満足度向上 |
ブランドイメージ向上 | プロフェッショナルなデザインと内容による企業の信頼性と認知度の向上 |
これらの効果は、適切なホームページ制作会社を選ぶことから始まります。
【種類別】ホームページ制作会社の特徴
一口にホームページ制作会社と言っても、制作会社ごとに得意不得意があります。
ここでは、まずホームページ制作会社の種類と、種類ごとの特徴について解説します。
関連記事:ホームページ構成から考える失敗しないホームページ制作
集客が得意なホームページ制作会社
ホームページでの集客とは、
- SEO(検索エンジン最適化)による集客
- ウェブプロモーションによる集客
- ウェブ広告による集客
に分けることができます。
集客が得意なホームページ制作会社といえば、主にSEOによる集客を指すことが多いです。
SEOによる集客は、短期的な効果が見えにくいこともあり、ホームページ公開後も運用面でのサポートが手厚いのが特徴です。
また、SEO優先のサイト作りのため、デザインを重視しない傾向があります。
短期的な集客のために、ランディングページ(LP)とウェブ広告をセットにした集客を行っているホームページ制作会社もあります。
もし、集客を目的としたホームページ制作をお考えの場合はすぐに集客したいのか、長期的な視点で集客を増やしたいのかという事を念頭にホームページ制作会社を探すと良いでしょう。
デザインが得意なホームページ制作会社
デザインが得意なホームページ制作会社の特徴は、ホームページ制作だけでなく、他のプロモーションツール、パンフレットや名刺、看板などの紙媒体やロゴ、キャラクターのデザインなどのデザインに関わることなら対応できるのが特徴です。
特にデザインが重要となる下記の様なサイトは得意分野です。
- ブランドサイト
- 採用サイト
- ランディングページ
デザインを重視するあまり、SEOが不得意な場合もあります。そのため、ウェブ広告と組み合わせたプロモーションが必要です。
自社のブランドが確立しており、自分たちでブランドコントロールが可能ならデザインの得意なホームページ制作会社を選ぶと良いでしょう。
ブランディングが得意なホームページ制作会社
ブラディングが得意なホームページ制作は、ホームページ制作よりも上流の工程からでも対応が可能です。
ホームページに集客以外の何を求めるのか、ホームページを制作する企業がどの様に認知されたいのかなど、その企業のブランドをどのように確立していくのかからホームページ制作まで一貫した対応を行っています。
ブランディングが得意なホームページ制作会社は他にも
- デザインを重視したホームページ制作が可能
- マーケティングに対応
- 長期的なプロモーションに対応
この様なことが得意です。
起業時や新商品の発売時など、新たなチャレンジの時や会社のリブランディングなどを検討されている場合に最も適した制作会社です。
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ホームページの無料診断を実施しています。
「新規顧客の獲得」「求める人材の獲得」「ブランディング」などホームページに求める成果は大きいにも関わらず、「作りっぱなし」になっていませんか?
定期的にホームページ診断を行うことで、
・正常に機能しているか?
・求めている効果が得られているか?
・改善の余地があるか?
など早期発見・早期改善が可能になりますので、定期的に診断を行うことをお勧めします。
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業種・業界特化型のホームページ制作会社
医療、士業、金融などはその業界の制約などがあり、ホームページに記載できることが制限されます。
業種・業界特化型のホームページ制作会社は、その様な特殊な業界の実績を多く持ち、ノウハウを確立しているのが特徴です。
他にも、製造業や建築業など一つの業界を極めることによってその業界でのホームページのひな形を作り、より低価格でのホームページ制作を可能としている制作会社も多くあります。
ホームページ制作を丸投げしても、ある程度のクオリティを担保したい、費用を抑えたいとお考えの場合は業種・業界特化型のホームページ制作会社を検討すると良いでしょう。
システム開発が得意なホームページ制作会社
システム開発が得意なホームページ制作会社は、元々業務システムなどのシステム開発をメインに行っていた会社がホームページの制作にも進出した場合がほとんどです。
大規模なシステムや複雑なシステムが必要なホームページをお考えの場合は、最優先の選択肢となります。
ただ、システム優先になるあまりデザインが良くない場合がありますので注意が必要です。
例え優れたシステムでもユーザビリティの悪いデザインでは、意味がありません。
実績等を確認する場合は、システムの機能項目だけでなくデザインも注視しましょう。
大手のホームページ制作会社
大手のホームページ制作会社は、社員の多さ、事業所の多さ、設立から10年以上などが条件にはなりますが、明確な基準があるわけではありません。
大手の制作会社は、その豊富な実績や様々な事業を展開していることでホームページだけでなく、システム開発やマスメディアを利用したプロモーションなども対応できる可能性が高いです。
もし、ホームページ以外でも大々的にプロモーションをお考えの場合は、大手のホームページ制作会社を検討してみましょう。
格安のホームページ制作会社
格安のホームページ制作会社は、20万円以下でのホームページ制作が可能と謳っている制作会社が該当します。
ホームページ制作には、ヒアリング/サイト構成立案/コンテンツ立案/テキスト作成/デザイン/コーディング/テスト と最低でもこれだけの工程があります。
本来ならば、20万円以下での予算のホームページ制作は、かなり厳しい条件なのですが、格安のホームページ制作会社では、テンプレート化やヒアリングシートの活用など効率化を最大限に推し進め収益化をはかっています。
取り急ぎ、ホームページを用意したい。すぐにホームページが必要。可能な限り予算を抑えたいというような場合は、格安のホームページ制作会社に依頼してみても良いかもしれません。
格安のホームページ制作会社の場合は自由度が低い場合や基本のプランから外れると安くない追加費用が発生することがありますので、事前にしっかりと確認をすることをお勧めします。
大阪のホームページ制作会社をお探しの方は
→ 大阪のホームページ制作会社おすすめ30選【2023年最新版】
ホームページ制作会社を選ぶ際の事前準備
ホームページ制作会社を選ぶ際には、自分たちでもしっかりと事前準備を行う必要があります。
しっかりと事前準備を行わないと、ホームページ制作会社に問い合わせる際にも、先方のポテンシャルを引き出すことができなかったり、ホームページ制作時に自分たちのやりたい事が伝わらず、目的・目標とはずれたホームページが出来上がってしまうこともあります。
必要な事前準備は以下の通りです。
事前準備② ホームページのターゲットを決める
事前準備③ 参考にしたいサイトを見つけておく
事前準備④ 自社の強みや差別化ポイントを洗い出す
事前準備⑤ 数値目標を立てる
事前準備⑥ スケジュールを決める
事前準備⑦ 課題や改善点を挙げておく
事前準備⑧ 予算についての取り決めを行う
事前準備① 目的・目標を明確化する
ホームページの目的や目標を明確化しておきます。
企業ごとにホームページを持つ目的は違います。また、外部からはホームページ制作の目的を推察することは難しいです。そのため目的については自分たちで必ず決めておきましょう。
目的を明確にしておくと、ホームページ制作の方針や最終地点を決めやすくなります。
会社のホームページで設定される目的の一例を挙げておきます。
- 会社やサービス・ブランドの認知の向上
- ホームページへの集客(訪問者)数を増やしたい
- サービスや商品への問い合わせ・申込みを増やしたい
- 企業の発展に向けて新たな人材を確保したい。
目的を決めた後は、具体的な目標も決めるようにしましょう。
事前準備② ホームページのターゲットを決める
次に準備するものは、どの様な人にホームページを見てもらいたいかという「ターゲット」を決める事です。
ターゲットを欲しいもの、気に入るもの、共感を受けるものを決めていくと、デザインやコンテンツなども自ずと定まりやすくなります。
ただし、闇雲にターゲットを設定するのではなく、あくまでも自分たちの顧客像を基に策定することを忘れないようにしましょう。
ペルソナ設定(ターゲット像を個人単位のまで落とし込み年齢や性別趣味などを具体的に設定す)を利用してターゲット像を具体化することも良い方法です。
事前準備③ 参考にしたいサイトを見つけておく
自分たちの属する業界やライバル企業、競合企業という枠組み内だけでなく、広い視点で参考になるサイトを見つけておきましょう。
自分たちの業界では取り入れられていない技術やデザインも他業界では当たり前になっていることは多くあります。
ホームページ多く見ることは、ホームページへ求めるものをより具体化することにも繋がります。
また、ホームページ制作会社との作業の中でも共通したイメージを持つことが出来ますので、軸のブレを防ぐことにも繋がります。
事前準備④ 自社の強みや差別化ポイントを洗い出す
自社の強みや他社との違い、得意なことや顧客に支持されていることをしっかりと洗い出しておきましょう。
自分たちでは当たり前と思っていることも、貴社を初めて知る人やその業界をあまり知らない人にとっては、刺さることかもしれません。
また、全く反対で自分たちは「すごい」と思っていることが、ホームページの訪問者には全く通じないこともあるかもしれません。
できるだけ客観性をもって、評価することを心がけましょう。
実際の顧客や新規採用者に聞いてみることも良い手かもしれません。
事前準備⑤ 数値目標を立てる
具体的な目標を立てましょう。
現行のホームページに対しての数字でも、業界のシェア率などでもより具体的な数値で表すことが重要です。
目標の項目としては、
・アクセス数
・コンバージョン率
・コンバージョン数(問い合わせ数)
・CTR(クリック率)
などがあります。
事前準備⑥ スケジュールを決める
よく、公開日だけ決めておくというようなことがあります。
公開日だけを決めたままにしておくと、
・ホームページ制作会社の選定にどれくらいの時間をかけて良いのか
・制作期間にどれくらいの時間をかけて良いのか
・自分たちで入力するコンテンツを作る時間はあるのか
など具体的な日数の想像ができず、窮屈なスケジュールになってしまいがちです。
できるだけ、余裕をもったスケジュールにしておき、制作会社からスケジュールについても具体的に聞いておくことを忘れないようにしましょう。
事前準備⑦ 課題や改善点を挙げておく
もし、現在ホームページをお持ちなら、課題や改善点を挙げておきましょう。
その時に、顧客に話を聞いてみたり、社員へのアンケートを取ってみたりすることもよいでしょう。自分たちが思っていることと、実際の顧客(第三者)が思っていることが違うことも良くあります。
また、管理者側にしかわからないシステム的な改善点などもこのときにしっかりと把握しておきましょう。
ホームページ制作会社は、どうしても訪問者視点での提案が中心となりますので、何も伝えていないと制作会社から管理システム関連の提案をしてもらう事はあまりありませんので注意が必要です。
事前準備⑧ 予算についての取り決めを行う
予算については、できるだけ余裕を持った費用を設定しておくことをお勧めします。
あまりにも予算を絞ってしまうと、ホームページ制作会社に問い合わせる際に「予算」というフィルターのみでホームページ制作会社を選定してしまい幅広い提案を受ける事機会自体が亡くなってしまいます。
予算も重要な要素ですが、まずは広く提案を受けることを優先してください。
予算以上の価値のある提案を受けられる機会を少しでも多く持つことを考えてみて下さい。
事前準備⑨ まとめ「RFP(提案依頼書)」を作成する
①~⑧をまとめた資料は「RFP(提案依頼書)」と呼ばれ、ホームページ制作会社に見積や提案依頼をする際にとても役に立ちます。
具体的な作成方法は、以下の記事でも解説していますので、ご参考下さい。
関連記事:WEBサイト制作の流れ!制作工程や期間・手順のポイントを解説
ホームページ制作会社の選び方!5つの見極めポイント
上述のように、ホームページ制作会社といっても様々です。制作会社にはそれぞれ得意とする分野があり、作りたいホームページの種類や予算、規模、依頼範囲などに応じて、適切に選ぶ必要があります。
「こんなホームページが作りたい」と相談した場合、多くの制作会社は「できます」と答えるでしょう。
しかし、単に「制作できる」のと「成果を出せる」では、ホームページの完成度に差が出てきます。
発注する前に、「成果を出せる制作会社かどうか?」などを慎重に見極めなければなりません。
ここでは、制作会社をチェックすべきポイントを5つお教えします。
①制作実績を確認する
制作会社の得意分野を知る最も確実な方法は、制作実績を確認することです。制作実績は、ホームページ制作会社のホームページに掲載されていると思います。もし実績の掲載がなかった場合は直接問い合わせてみましょう。
制作実績では、以下のようなポイントをチェックしましょう。
- どんなジャンルのホームページ制作をしたことがあるか?
- 企業やホームページの規模感は?
- 数より課題をどのように改善し成果を出したか?が記載されているか?
②制作会社の強みを説明してもらう
制作実績を確認して、この制作会社良いかも!と感じたら迷わず問い合わせをして、さらに詳細な点について確認しましょう。
ここで重要なのは、制作会社としての強みをしっかり説明してもらえるかどうかです。
強みとは、例えば「課題を解決できる」「制作だけでなく企画から考えられる」「制作後の運用までサポートもできる」といったことです。
注意したいのは「なんでもやります!」という制作会社です。明確に特徴や強みを説明しない制作会社は、
「何でもできる」のではなく「得意分野が無いだけ」の可能性があります。
③予算や規模感などを確認する
予算はホームページ制作会社によって様々です。
まずは参考サイトを提示して「このサイトを制作した場合の見積もりを下さい」と依頼して予算感を知りましょう。
安いから良い、高いからダメではなく、成果を出すホームページが作れるか?が重要です。
成果が出せれば制作に掛けた金額はすぐに回収できますので、ひとつの参考として確認しましょう。
金額が安くて実力の無い制作会社と高くて実力がある制作会社に、
金額を指定してホームページ制作を依頼しても、制作ページ数は少なくなりますが実力のある制作会社は成果を出せます。
④最新のテクノロジーへの対応
最新のテクノロジーへの対応は、ホームページ制作会社選びの重要なポイントです。現在はスマートフォンの普及やSEO対策の必要性等、ウェブ環境は日々進化しており、それに対応する技術力を持つ会社を選ぶことが求められます。特にSEOへの対応は、変化の激しい分野となっていますのでしっかりとした見極めが必要です。
⑤料金プランの内容に注意する
制作会社のホームページに料金プランが掲載しているところも多いですが、その記載内容は注意して確認してください。
なぜなら、テキストは完全支給やデザイン修正する回数が決まっていたりと条件が多いことが多く、制作が進むにつれて追加費用がどんどん掛かってくるケースが多いからです。見た目の金額に惑わされないようにしましょう。
⑥1伝えて10答えられる制作会社を選ぼう
制作会社はホームページを制作するプロのはずなのに、言われたことだけをデザインする制作会社が多いと思いませんか?
「自分では成果を出せるホームページに必要な内容が分からないからお金を出して依頼しているのに!」と思った方もたくさんいらっしゃると思います。
- 伝えた内容以外の提案が無い制作会社
- テキストのライティングやリライトが出来ない制作会社
- 修正回数に制限がある制作会社
などを選んでしまうと、「成果が無い」や「すぐに作り変えることになった」など結果的に費用が高くなる可能性が高いので避けた方が良いと思います。
目的などを伝えて、それを叶えられる内容を10答えられる制作会社を選びましょう。
ホームページ制作会社を選ぶ時に比較するべき項目
ホームページ制作会社の成功する選び方には、3つの比較するべき項目があります。
①ファーストコンタクトへの対応をみる
気になるホームページ制作会社があれば、積極的に問合せをしましょう。
そして、その一番初めの対応をしっかりと見極めましょう。
- 担当者からの返答までの時間
- 返答内容について(どの様な質問か、何を目的とした質問か)などを確認する。
- 担当者の対応力を見極める
ホームページ制作には長い場合は、半年以上の日数がかかります。
その間に、適切なコミュニケーションが取れなければ、よいホームページなることはありません。
ファーストコンタクトへの対応は、その会社のコミュニケーション力をはかるのにとても重要な比較ポイントです。
②要望への対応で、提案力をみる
要望を伝えたときの、対応を確認するとその会社や担当者の提案力が確認できます。
時間をかけて提案書を作ってもらうという事も大事ですが、
要望を伝えたときに、すぐに返ってきた対応も重要な比較ポイントです。
特に、ホームページ制作時にもその担当者が担当する場合は、リアルタイムの対応がホームページ制作時の対応に近い対応だという事を覚えておいてください。
③自社の要望を叶えられるかを見極める
自社の要望をきちんと反映してくれるかどうかです。これは、自社の戦略やビジョンを正確にウェブサイトに落とし込むために不可欠なポイントです。具体的には、初回の打ち合わせ時に自社の要望を明確に伝え、それが設計や機能に反映されているか確認します。また、過程で生じる修正やアイデアの追加、変更にも柔軟に対応してくれるかどうかも重視すべきです。②の提案力をみると合わせて判断をするようにしましょう。
④目的とホームページ制作会社の得意分野が一致しているかどうか
成功するホームページ制作会社選びでは、自社の目的と制作会社の得意分野が一致しているかが大切です。
例えば、自社の目的が商品のオンライン販売であれば、ECサイト制作に強い会社を選ぶことが重要です。また、ブランドイメージを重視する場合は、ブランディングを得意とし、デザイン性に優れた実績を持つ会社が適しています。
⑤ホームページ公開後のサポート面をみる
実績を比較することも重要ですが、ホームページ制作後のサポート体制を確認することも重要です。
特に、薄利多売になりがちな低予算でホームページ制作が可能な制作会社は、制作件数が多く担当者一人が抱えるお客様が多いため、十分なアフターフォローが出来ないことも多くあります。
気になる実績があれば、その実績のフォロー体制も確認してみましょう。
ホームページ制作会社を選ぶ際の注意点
ホームページ制作会社を選ぶ際の注意点をまとめました。
ホームページ制作会社の規模だけを基準にしない
ホームページ制作会社の規模は、様々な案件をこなしてきたからこそその規模に成長したともいえます。
しかし、その制作会社が貴社にぴったりとはまるかどうかは、未知数です。
話を聞き本当に、自分たちに合っているのかどうかを見極めましょう。
予算を最優先にしない
予算はホームページ制作会社を決めるのに重要な要素であることは否定しませんが、予算ありきでホームページ制作会社を探してしまうとどうしても提案の幅自体が狭くなってしまいます。予算は最終的に調整することも可能ですので、初めから予算で絞るのではなく、提案を見て予算を再考するという事も必要です。
スケジュールに余裕を持つ
ホームページ制作には、一般的なコーポレートサイトでも3カ月以上の制作期間がかかります。
ただ、この期間以外にも選定の準備の期間やホームページ制作会社を選定する期間なども必要になります。
この様な事を前提に、公開日の設定や準備の開始を行いましょう。
ホームページ制作会社のおすすめランキングを信用しすぎない
Googleなどで、『ホームページ制作会社』と検索すると、数多くの『おすすめ、ランキング、比較』といったタイトルのサイトが数多く表示されます。
これらのランキングサイトは、一つの評価軸で複数の制作会社を比較できるという利点はあります。
しかし、ランキングサイト自体がPRサイト(広告として掲載)である可能性も大いにあります。
そのため、ランキングサイトの利益を最大化するための内容であり、訪問者の利益を二の次になっている場合もあります。
これらのことから、あくまでも参考の一つとし、ランキングサイトに掲載されている制作会社だけでなく、その他の制作会社のサイトもしっかりと確認し、自分たちの目的にあった制作会社を探すことが最も重要と考えます。
まとめ
冒頭にもお伝えした通り、ホームページ制作の成否は、制作会社選びにかかっています。
制作会社ならなんでも作れるというわけではなく、会社ごとに得意とする分野や規模が異なりますし、制作する方法も異なります。
安くて大量生産の制作会社か?ひとつひとつクライアントの課題に向き合って成果を出している制作会社か?
上述の「見極める5つのポイント」を参考に、自社のニーズに合った良い制作会社を選んでください。
そして、自分たちのこともしっかりと把握しておくとよりブレないホームページ制作が可能になりますので、事前準備もしっかりと行っておきましょう。
監修者情報
株式会社フォーサイトクリエイション
代表取締役 村田 雅利
大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 今までの経験を活かし、営業・企画・戦略の3つの目線から業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対して、コンサルティングとデザインでクライアントの成長に貢献しています。