ホームページ制作を無料で行いたいと考えている人は多いのではないでしょうか?
もしくは、ホームページの制作を考えているけど制作費を抑える方法が分からないという人は多いと思います。インターネット社会においてホームページは、認知や集客面においても、ネット販売などの売上面においても、とても重要な役割を担ってくれる重要なツールです。最近では無料のテンプレートも多く提供されており、自分で作成すれば無料で簡単にホームページが作れる時代になりました。
本記事では、2024年最新版の無料ホームページ制作ツールのおすすめ12選を紹介し、メリットやデメリットについて比較表などを用いて分かりやすく解説していきます。
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ブランディングやマーケティングというプロの視点、そしてお客様という第三者視点で詳細に的確に提案・評価し、『最も効果的なホームページ制作』を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ホームページ制作は無料でできる?
ホームページ制作は無料で制作することができます。
なぜなら、最近ではデザイン性が高いテンプレートや、専門的な知識が無くても初心者でも簡単にホームページが作れる無料ホームページ制作ツールが多く提供されているからです。
なかには、パソコンを持っていなくてもスマートフォンだけでホームページが作れるツールもあります。
関連記事:ホームページ制作を自分でする方法や流れ!便利ツールも合わせて紹介
本記事を紹介している大阪のホームページ制作会社の株式会社フォーサイトクリエイションでは、ホームページの無料診断を実施しています。
「新規顧客の獲得」「求める人材の獲得」「ブランディング」などホームページに求める成果は大きいにも関わらず、「作りっぱなし」になっていませんか?
定期的にホームページ診断を行うことで、
・正常に機能しているか?
・求めている効果が得られているか?
・改善の余地があるか?
など早期発見・早期改善が可能になりますので、定期的に診断を行うことをお勧めします。
ホームページ制作の無料ツール・無料サービスまとめ12選
テンプレート数やデザイン性などを加味し、無料でホームページ制作できるツール12選を紹介します。
ツール名 | テンプレート数 | 無料ページ公開数 | スマホ対応 | 広告非表示 | お問い合わせフォーム | 独自ドメイン | 無料 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
WordPress | 10,000種類以上 | 無制限 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
WIX | 800種類以上 | 100ページ | 〇 | × | 〇 | × | 14日間のみ |
Google Sites | 14種類 | 無制限 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
BiNDup | 400種類以上 | 無制限 | 〇 | × | 〇 | × | 初年度のみ |
AmebaOwned | 40種類 | 10ページ | 〇 | × | × | × | 〇 |
Goope | 37種類 | なし | 〇 | × | × | × | 15日間のみ |
Webnode | 100種類以上 | 無制限 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
CLOUD LINE | 300種里以上 | 無制限 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
Jimdo | 40種類以上 | 5ページ | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
Crayon | 30種類 | 3ページ | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
STUDIO | 35種類 | 5ページ | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
ペライチ | 586種類 | 1ページ | 〇 | × | × | 〇 |
WordPress(ワードプレス)
画像引用元:https://wordpress.com/ja/
WordPress(ワードプレス)は、世界でもっとも利用されている無料のホームページ作成ツールです。世界のホームページの約43%が、日本では約84%がWordPressで作成されていると言われています。
ホームページのデザインを作成するテンプレートが10,000種類以上あり、テーマ別に分類されています。また、様々な機能を追加するためのプラグインも数多く無料で提供されているため、自由度が高いホームページが作成できると多くの人から支持されています。
SEO(検索エンジン最適化)対策に有効な内部施策やGoogle サーチコンソールとの連携などもプラグインで簡単に対応できるため、専門的な知識がなくても多くの機能を簡単に追加できる点が特徴です。また、HTMLやCSSの知識を持っていれば、テーマを1から作成できたり自由に自分好みにカスタマイズできるため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
最新のWordPressには「Gutenberg(グーテンベルグ)」というエディターが採用されており、HTMLなどの専門的な知識がなくても、ページを自由にレイアウトすることができるので、さらに使いやすくなっています。WordPressには、サポートデスクがありませんが、利用者数が多いため、ネット検索すればすぐに事例など対処法が見つかりますので、それほど心配しなくても良いです。
WordPressの最大のデメリットとしては、世界中で利用されている無料のオープンソースということもありハッキングなどの攻撃対象になりやすいことです。ベーシック認証だけでなく2段階認証などを設定してセキュリティを強化する必要があります。
また、WordPressはテーマやプラグインなどが定期的にバージョンアップされます。ホームページに導入したプラグインがバーションアップしているにもかかわらず暫く放置していると、新しいバージョンとの互換性がとれなくなり、プラグインが作動しない場合もありますので注意が必要です。
WIX(ウィックス)
画像引用元:https://ja.wix.com/
WIX(ウィックス)の利用者は世界190か国で2億人を超えていると言われています。日本では2012年から運営が始まっています。
デザインテンプレート数は800種類以あり、さらに無料かつ自由に使える画像や動画素材が2万点以上用意されているので、初心者にも簡単にお洒落なホームページ制作ができます。また、管理画面の分かりやすさも好評です。ホームページの構成はブロック単位で構成されていて、ドラッグ&ドロップだけでページが作成できるので初心者でも簡単です。それでも苦手な人向けには、いくつかの質問に答えるだけでAI(人工知能)が好みのホームページを自動的に作成してくれる「Wix ADI」という機能も利用可能です。
また、世界中で利用されているという事もあり、セキュリティ面にも力を入れてくれていますので安心して使えるツールです。サポート体制も日本国内にコールセンターがあり24時間日本語で対応してもらえますので使い方が分からないときでも問題ありません。
テンプレート数や機能が豊富のため、デザイン選びや機能を理解&把握するのに時間が掛かってしまうことです。あと、無料プランでは容量制限などがあるため大規模なホームページ作成は難しいですが、有料プランにいつでもアップグレードできますので問題ありません。相対的に大きなデメリットが少ない優良な無料ホームページ制作ツールのひとつです。
Google Sites(グーグルサイト)
画像引用元:https://sites.google.com/new?hl=ja
Google Sites(グーグルサイト)は文字通りGoogle社が開発した無料のホームページ制作ツールです。定期的にサービスが更新されています。
無料で取得可能なGoogleアカウント持っていれば、他のメンバーと同時に編集することができますので、みんなと相談しながらリアルタイムでホームページ制作をすることができます。
また、Googleが提供しているGoogleフォームやGoogleマップなどのサービスの導入がしやすく無料で利用できるのも大きなメリットです。さらにアクセスを制限できるため、特定の人のみ閲覧可能にすることができますので、社内のプロジェクトチーム向けや、会員サークル向けのホームページとしても活用することができます。
デザインテンプレートの種類が14種類と少なくデザインの幅やレイアウトの自由度はかなり低いことが挙げられます。限られた人が見るためのシンプルなホームページ制作をするのには向いていますが、対外的にデザインに凝った魅せるホームページとなると少し合わないかもしれません。
BiNDup(バインド・アップ)
画像引用元:https://bindup.jp/
BiNDup(バインド・アップ)は、東京に本社を置くソフトウェアの企画・開発を行っている会社が開発したホームページ制作ツールです。利用者の多くは個人事業主や10人未満の企業が多いのが特徴です。
テンプレートを選んで文字や画像を組み替えるだけで簡単に初心者でも無料でホームページ制作ができます。また業種や目的を選ぶだけで自動作成してくれる機能もあるので、簡単に早くホームページ制作をすることができます。レスポンシブにも対応しており、スマートフォンの表示も綺麗です。
また、ホームページを公開する際に必要なレンタルサーバーの契約が不要で、ホームページ制作をしたらそのまま公開できますので、レンタルサーバー費のコストを抑えることができます。
無料プランでは、独自ドメインの設定ができないことやSSL対応していないことが挙げられます。SSL対応していないとGoogleが危険なサイトと判断し表示してくれません。
また、無料プランは初年度のみで、2年目以降は有料プランになり、他と比べても少し割高になっています。
AmebaOwned(アメーバオウンド)
画像引用:https://www.amebaownd.com/
AmebaOwned(アメーバオウンド)は、アメーバブログで有名なサイバーエージェントが提供しているホームページ制作ツールです。
無料のテンプレートがジャンルごとに用意されており、デザイン性が高いことやページの構成も自由に変更でき、美容室のホームページなどに多く活用されています。また、無料プランでも独自のドメインが設定(サブドメイン形式の独自ドメインのみ)できる点は大きなメリットです。
あと、SNSとの連携も標準機能として組み込まれており、設置されているボタンをクリックしてURLを入れるだけでInstagramやFacebookなどと簡単に連携できますし、ネットショップを開設したい場合は、BASE(無料でECサイトが開設できます)と連携させてAmebaOwndでECサイトを作成することも可能です。
一番のデメリットは、AmebaOwndのドメインの下にドメインが設定(サブドメイン形式の独自ドメインのみ)されてしまうので、ホームページ制作をしても、検索順位が上がりにくい設定になっています。そのためホームページで集客を図ろうと考えている人には合わないでしょう。
また、ページの構成がある程度決まっていて簡単に作成できる半面、構成が決まっているので細かなカスタマイズはできません。他にはホームページの表示速度が遅いことや、管理画面が使いにくいなどの点もデメリットです。
Goope(グーペ)
画像引用:https://goope.jp/
Goope(グーペ)は、GMOペパボ株式会社が運営するホームページ作成ツールです。利用者数は10万人以上で、利用者の約90%が5名以下の企業や個人事業主です。
飲食店、美容、スクールなど日本人向けの小規模の店舗用のテンプレートが多いこともあり、小規模事業者に支持されています。また、クーポンを発行できたり予約機能が利用できるためイベントやセミナー、レッスンなどの予約をホームページ上で完結させることができたり、ショッピングカート機能が利用できるなども人気のひとつです。日本企業が運営していますので、マニュアルもサポートも日本語ですので困った時も安心です。
15日間の無料お試し期間しかないため、基本的には有料プランのみになります。デザインやレイアウトについては、決まったものから選択して作成していきますので、細かくデザインやレイアウトの変更はできません。また、Goopeで作成したホームページの表示速度が遅いという意見も多く、検索結果に大きく影響するため少し懸念されています。
Webnode(ウェブノード)
画像引用:https://www.webnode.com/ja/
Webnode(ウェブノード)は、日本ではあまり知られていないホームページ制作ツールですが、世界では4500万人に利用されています。
最低限必要なスペックを無料で提供していますが、必要に応じていつでも有料プランにアップグレードできます。使い勝手が非常に良く操作性に安定感があり、予約フォームの導入やお客様の声などのコンテンツも簡単に追加できるなど、ある程度の機能はすべて網羅されている高評価のサイトビルダー(プログラミングやデザインの知識が無くてもホームページが作成できるテンプレートが豊富なソフトウェア)です。
また、多言語対応をしているため、海外市場に向けたホームページやインバウンド向けのホームページなどにも適しています。
他のホームページ制作ツールと同様に、テンプレートのデザインは大きく変更できないため、デザインが被ってしまう可能性があります。他には、容量が少ないため多くの画像を掲載したい場合はあまりお勧めできません。また、表などを用いたホームページの場合、スマートフォンでの表示が崩れる可能性があります。そういう時は、インターネットなどで解決策を調べれば良いのですが、世界での利用者は4500万人いますが日本での利用者が少ないことがネックになり、実際に日本語での情報は少ないのが現状です。
CLOUD LINE(クラウドライン)
CLOUD LINE(クラウドライン)は、株式会社アントアントが運営するホームページ制作ツールで、有料プランは設けておらず、すべての機能が無料で使用することができます。
シンプルなホームページが初心者でも迷うことなくスピーディに作成することが可能です。テンプレートを選んでテキストと画像を入れるだけでホームページ制作ができ、標準機能にブログやメールフォームやカレンダー機能も設置されています。レスポンシブ対応も精度が高く、スマートフォンの表示も綺麗です。
デザインテンプレートは300種類以上あるのですが、シンプルなデザインに特化しているため、デザイン性が高くないことが一番のデメリットです。また、他のホームページ制作ツールの多くもそうですが、無料プランでは広告表示されることや独自ドメインが設定できないという点も挙げられます。
Jimdo(ジンドゥー)
画像引用:https://www.jimdo.com/jp/
Jimdo(ジンドゥー)は、ブラウザ上でホームページ制作ができるクラウド型のCMS(コンテンツ管理システム)サービスで、日本語版のサービスはKDDIウェブコミュニケーションズがパートナーとして提供しています。
まず日本ではKDDIウェブコミュニケーションズが提供しているサービスである点が安心です。最大の特徴は、質問に答えていくだけで最適なホームページが作成できる「ジンドゥーAIビルダー」です。あえて多機能で難しくするのではなく、シンプルに簡単にホームページ制作ができることを追求しています。もちろん1からホームページ制作ができるプランも用意されています。
またYouTube動画やGoogleマップの埋め込み、お問い合わせフォームの設置、InstagramやFacebookなどのSNSとの連携など必要なサービスとの連携も完璧です。レスポンシブ対応もされており、パソコンでもスマートフォンでもデバイスに合わせて最適にホームページを閲覧することができます。日本語サポートも充実しており困った時も安心です。
無料プランは最大5ページという制限があるのと、広告が表示されてしまう点です。また、180日以上ログインしなかった場合、作成したホームページが自動的に削除されるなど有料プランへの誘導が強いです。また、有料プランも種類が多すぎて分かりにくいという声も多いようです。
Crayon(クレヨン)
画像引用元:https://crayon.e-shops.jp/
Crayon(クレヨン)は、株式会社ハンズが提供する無料ホームページ作成ツールです。
何と言ってもスマートフォンだけでホームページが作成できるため、パソコンを持っていなくてもホームページが作成できるという点が最大のメリットです。画像やテキストと言った複数のパーツを配置するだけでホームページが作成できます。スマートフォンで撮影した写真をそのままアップロードできるため、SNSの感覚で手軽にホームページ制作ができます。
また、高機能なECサイトも簡単に作成することができます。ショッピングカート機能に加え、カレンダーやクーポンなどの設置も簡単です。日本企業が提供しているサービスなので、サポートも充実しています。
無料プランでは、公開ページ数が3ページまで、画像登録が10枚まで、ブログ投稿が3記事までなど制限があるので、無料プランでは1P構成のランディングページのような使い方がベースになるでしょう。
また、スマートフォンに向けたホームページデザインに特化しているため、パソコンで閲覧した際には、各パーツが大きく見えて見栄えがしない点が挙げられます。ショッピングカート機能も無料プランではクレジット決済ができない点も注意が必要です。無料版で試してみてから、良さそうであれば有料プランにアップグレードする方が良いでしょう。
STUDIO(スタジオ)
画像引用元:https://studio.design/ja
STUDIO(スタジオ)は、2018年に株式会社STUDIOが提供するホームページ作成ツールです。
多くの無料ホームページ制作ツールは、デザインテンプレートを基にホームページ制作をしていきますが、STUDIOはHTMLやCSSなどの専門的な知識がなくても完全オリジナルデザインでホームページ制作をすることができる点が最大のメリットです。もちろんテンプレートも用意されていますので、早く手間を掛けずに作成したい場合は、テンプレートを活用しましょう。管理画面の使い勝手が良く、自由にデザインでき細部まで調整することができるため、まるで自分がプロのデザイナーになったかのように自由自在にコントロールできます。作成したホームページは、レスポンシブ対応していますのでスマートフォンでもパソコンでも綺麗に閲覧できます。
また、サポートも日本語のレッスン動画なども充実しているため、YouTube動画を見ながら学ぶことができるのは嬉しい。
デザインが自由に作成できるのが魅力ですが、全くの初心者には少し難しく、カスタマイズする際はコーディングの知識が多少必要になってきます。また、レッスン動画などはありますが、利用者がまだまだ少ないため、ネット上に情報が少ないこともデメリットとして挙げられます。
また、無料プランでは、バナー広告が表示され、公開ページ数が5ページなどの制限があるので注意しましょう。
ペライチ
画像引用元:https://peraichi.co.jp/
ペライチは、株式会社ペライチが提供するホームページ作成ツールで、1ページ完結型の長いホームページ(ランディングページ)作成に適したサービスです。
「誰でも・カンタン」をコンセプトに豊富なデザインテンプレートからデザインを選び、あとは必要なブロックを追加するだけでホームページ制作ができます。普通に作成するだけでスマートフォンでもパソコンでも綺麗にホームページが閲覧できるレスポンシブ対応がされており、さらにSEOに適したページ構成にもなっています。
また、日本企業が提供するサービスのため管理画面も日本語で分かりやすく、サポート体制も手厚く、ZOOMで個別にアドバイスがもらえたりセミナーの開催があったり、制作代行のサービスもあるため安心です。
無料プランは広告表示や制限があるため、ネットショッピング機能やメルマガ配信などの機能が必要な場合は、有料プランをお選びください。
無料のホームページ制作ツール・サービスの選び方
どのような目的でホームページ制作をするかによって、どの無料ホームページ制作ツールが適しているのかは異なってきます。以下に無料ホームページ制作ツールを選ぶ際に考慮すべき項目をいくつか記載しますので、是非参考にしてください。
1.操作性や機能性
管理画面が日本語対応されているか、操作は分かりやすいかなどは制作を進めていくなかで、とても重要です。また、SNSとの連動や目的を叶えるために必要な最低限の機能がついているかなどの確認が必要です。ある程度無料ホームページ制作ツールを絞り込んだうえで、無料プランだけでなく有料プランの機能や料金なども総合的に情報を収集し、必要な機能が充実しているかなど将来的なことを踏まえて自分の目的に合った無料ホームページ制作ツールを選ぶことが重要です。そのうえで、無料プランにてお試しで作成してみて確認することをお勧めします。
2.ユーザビリティ
ホームページ制作ツールを選ぶ際に重要視していただきたいのが、使いやすさや分かりやすさです。使いにくく、分かりにくいホームページ制作ツールでホームページ制作をすると、思ったように制作が進まず途中で断念する可能性が高くなるからです。見ただけで直感的に操作できるかどうか、使いやすい操作画面を備えているかを確認してください。
3.テンプレートデザイン
テンプレートデザインは、簡単に早くお洒落なホームページ制作をする際に一番重要なひな形です。そのデザインの質でホームページの良し悪しが決定するといっても過言ではありません。各ホームページ制作ツールが提供しているテンプレートのデザインは良いか、テンプレートの数が豊富か、業種などのカテゴリー別のテンプレートも用意されているかなどを確認し、自分が掲載したいサービスや商品、コンテンツに適したデザインが選べるかどうかを検討しましょう。
4.レスポンシブ対応
今ではスマーフォンでホームページを閲覧するのは当たり前で、仕事や学校以外ではユーザーの大半はスマートフォンでホームページを見ています。したがって今回紹介している無料のホームページ制作ツールは、すべてレスポンシブ対応しているものを紹介していますが、中にはスマートフォンで見るとデザインが少し崩れたり、スマートフォン重視のデザインのためパソコンで見ると表示が大きすぎたりと無料ホームページ制作ツールによって精度が異なりますので、ターゲットがホームページを閲覧する際に、パソコンなのかスマートフォンなのか、その両方なのかを確認して無料ホームページ制作ツールを選ぶのも良いですが、長く育てていくホームページをお考えであれば、パソコンでもスマートフォンでも綺麗に見えるレスポンシブ対応がしっかりしているツールを選びましょう。
5.SEO(検索エンジン最適化)対策
ホームページ制作をして公開してもターゲットに存在を気付いてもらえないとアクセスが無く、存在しないのと同じ状態になってしまします。皆さんも美味しいお店などを調べる際にインターネットで検索すると思いますが、そこで検索結果に上がってこなければ、そのお店を知ることもありません。インターネット検索でキーワードを入力して上位に表示させるための対策をSEO対策と言いますが、無料ホームページ制作ツールがSEO対策を組み込んだテンプレートを提供しているか、またはSEO対策に特化した機能を提供しているか、またはSEO対策に対応したカスタマイズが可能かどうかは、必ず確認してください。
関連記事:始めやすく続けられるSEOとは?
6.サポート体制
ホームページ制作を進めていく中で、操作が分からなかったり不具合が起きたりした際に、すぐに対応してもらえるとホームページ制作がとても捗ります。逆に対応が遅いと、ちょっとしたことでホームページ作成が止まってしまい公開が遅くなってしまいます。問題や疑問が生じた場合に、ZOOMなどの個別相談や日本語でサポートしてもらえるかなどの確認は必ず事前に確認しましょう。海外製の無料ホームページ制作ツールの場合、サポートが無く、お問い合わせフォームが英語だけというケースもありますので注意してください。また、サポート体制が無くても利用者数が多いホームページ制作ツールはインターネット上に多くの事例や解決方法が投稿されているため大体の問題は解決しますので、選ぼうとしているツールの日本の利用者数やインターネット検索して投稿されている記事などを事前に調べておくと良いでしょう。
上記の項目を考慮しながら、無料ホームページ制作ツールを比較検討し、自分の目的や掲載したい内容に合ったツールを選ぶことが重要です。
無料のホームページ制作ツールを使う際のメリット・デメリット
無料のホームページ制作ツールを使う際のメリット・デメリットをそれぞれ解説します。
無料のホームページ制作ツールを使うメリット
1.ホームページ制作費が無料
一番のメリットは、無料でホームページ制作ができることです。多くの人は、このメリットのために無料ホームページ制作ツールを探しています。ホームページ制作会社に依頼すると、ホームページの規模や内容にもよりますが最低でも10~30万円ほどは掛かってきますので、それが無料というのは大きなメリットです。自分で制作する場合でも、一度ホームページ制作会社に見積もりを取って相場を知ることも大切です。
関連記事:ホームページ制作の費用相場!料金比較・相場早見表つき
2.専門的な知識が不要
通常であればホームページ制作をする際には、HTMLやCSSなどの専門的な知識が必要となります。しかし、無料ホームページ制作ツールを利用すると、そのような専門的な知識が無くてもホームページを簡単に作成することができます。
最近の無料ホームページ制作ツールは、パズル感覚でブロックをドラッグ&ドロップで組み立てられ、今までよりもさらに簡単なホームページ制作ツールが増えてきています。
3.短時間でホームページが作成できる
無料ホームページ制作ツールは、「誰でも・簡単に」から「誰でも・簡単に・早く」を追求されたツールが多く見受けられるようになりました。デザインも良く完成度の高いテンプレートが豊富に用意されていたり、質問に答えるだけでAIがホームページを自動的に作成してくれたりと、各社のホームページ制作ツールの品質や技術力が格段に上がってきています。そのため今では初心者でも迷うことなくスピーディにホームページが作成できるというのが常識になっています。
4.ホームページの更新が自分でできる
ホームページとは育てていくもので、最初に100%のホームページ制作をすることはできません。実際にターゲットの反応を計測しながら、ここはもっとこうしたいなど様々な要望や改善点などが必ず出てきます。ホームページ制作会社に依頼していた場合は、打ち合わせをして、見積もりを確認して、やっと作業に取り掛かるため完成まで時間も費用も掛かってきます。それに比べて自分でホームページ制作をしていれば、スピーディに簡単に無料で更新することができるのも大きなメリットです。
無料のホームページ制作ツールを使うデメリット
1.広告がホームページ上に掲載される
無料ホームページ制作ツールの無料プランの場合、たいてい広告がホームページ上に掲載されてしまいます。その広告収入があるから無料でホームページ制作ツールを使用できるのですが、広告内容がホームページの内容と異なるケースが多いため、ユーザーからのイメージが悪くなる可能性が高くなってしまいます。ホームページの規模や内容、ターゲットの反応に応じて広告表示がない有料プランへ移行することも念頭に置いて、事前に有料プランの料金は確認しておきましょう。
2.素人さが出てしまう
テンプレートのデザイン性も高くなってきていて、制作事例などを見て簡単にお洒落なホームページが作成できそうに思えるのですが、実際にホームページ制作をしていくと、ちょっとした調整ができなかったり、文字のフォントがダサかったりなど、どうしても素人さが出てしまうことがあります。特に作り込めば作り込むほどデザインセンスが問われてきますので、テンプレート通り画像をはめ込む程度のホームページ内容に適しているかもしれません。
3.使用制限がある
無料プランであれば、どうしても使える機能などに制限が設けられていることが多いです。公開できるページ数や独自ドメインが使えない、お問い合わせフォームが無かったり、ショッピング機能もクレジット決済ができなかったりと、無料ホームページ制作ツールによって制限は異なりますので、無料プランの内容をしっかり確認してツールを選びましょう。ほとんどの場合、有料プランにアップグレードすれば制限は緩和されていきますので、有料プランの料金と内容も合わせて確認しましょう。
4.SEO(検索エンジン最適化)が弱い
SEOが弱いということは、インターネットで検索しても上位に表示されず、そのホームページへのアクセス数が少なくなる可能性があるということです。ホームページ制作会社などに依頼して作成すると、SEO向けにテキストを挿入するなど対策を組み込んでホームページ制作をしていきますが、より簡単に誰でもホームページが作成できるテンプレートの場合は、コード(ウェブサイトを作成するために使用されるHTMLやCSS、JavaScriptなどの言語コードのこと)が自動生成されるため、SEO対策で変更することができません。また、独自ドメインを使用できない場合、ホームページのドメイン名の上部がそのツールを提供する会社のドメインを利用するケースが多く、このツールを利用している他の人とドメイン名が重複することにより、Googleなどの検索エンジンに同じサイトであると判断される可能性があるため、上位に表示される確率が低くなってしまいます。
5.サポート体制がない
無料プランの場合、電話やメールなどのサポート対応をしていないことが多々あります。ホームページの制作途中で操作が分からなかったり不具合が起きても、自分で調べて対応するしか方法はありません。解決法としては、日本で利用者数が多いホームページ作成ツールを選ぶと、同じように悩んだ人の解決記事が多く投稿されているため比較的早く解決できる可能性が高くなります。
関連記事:ホームページの維持費を解説!維持管理費を安く抑えるコツとは?
ホームページ制作を無料でする際の注意点・気をつけるべきポイント
ホームページ制作を無料でする際には、気をつけるべき注意点やポイントがあります。
それぞれ詳しく説明します。
1.ホームページの目的を決める
無料ホームページ制作ツールを活用してホームページ制作をしたほうが良いものと、そうでないかの判断は、作成を考えているホームページの目的によって判断することができます。自分の趣味などを公開したいのか、社内で特定のメンバーだけに公開するホームページ制作をしたいのか、商品やサービスの認知を高めたいのか、ホームページで販売をしたいのか、新規取引先を獲得して売上を上げたいのか、優秀な人材を獲得したいのかなど、まずホームページの目的を明確にしましょう。
2.独自ドメイン設定の有無
作成するホームページが、Googleなどの検索エンジンで検索した際に上位に表示させる必要がある場合は独自ドメイン設定が必要になります。しかし無料ホームページ制作ツールの無料プランでは、ほとんど独自ドメイン設定ができません。必要な場合はオプションで対応可能になりますし、料金もそれほど高くありません。
3.レスポンシブ対応
今やスマートフォンでホームページを閲覧したり、商品を購入したりすることは当たり前です。ホームページの内容によっては、90%以上のユーザーがスマートフォンでしかホームページを閲覧しないケースもあります。したがって、無料ホームページ制作ツールで作成したホームページもレスポンシブ対応されているか、スマートフォンでもデザインが崩れないかなど必ず確認しましょう。
4.広告表示
無料プランの場合は、ほとんど広告が出てきます。広告を非表示にしたい場合は、どの有料プランを選べば非表示になるか、プラン内容をしっかり確認しましょう。
5.SEO対策
作成したホームページを検索で上位表示したいとお考えの場合は、無料ホームページ制作ツールのテンプレートがSEO対策を踏まえた構成になっているかなどを事前に確認しておきましょう。
6.使用制限
無料ホームページ制作ツールによって、公開できるページ数や機能が異なります。自分が使用したい機能が含まれているか、今後付け加える可能性がある機能があるかなど、有料プランにアップグレードする可能性もあるので、一通りどのような機能があるかを確認しておきましょう。
7.サポート体制
無料プランでは、メールでのサポートのみが多い状況です。サポートの手厚さも有料プランのランクによって差別化している場合もあります。無料プラン、有料プランに関わらず、サポート体制は運営していく中で非常に重要になってきます。サポート体制が良くないサービスを選択した場合、有料プランでもメールの返信がない、または非常に遅いケースなどもあるので注意が必要です。
スマホだけで無料でホームページ制作はできる?
パソコンを持っていなくてもスマホだけで無料ホームページが作成できる時代になりました。スマホで撮影した画像をホームページに掲載できるなど、SNSの投稿感覚でホームページが作成できるのもホームページ制作に対するハードルが下がります。ここではパソコンでもホームページが作成でき、スマホだけでも作成できるハイブリットな無料ホームページ制作ツールを上記13選の中から紹介します。
WIX(ウィックス)
画像引用元:https://ja.wix.com/
Wix WIX(ウィックス)の利用者は世界190か国で2億人を超えていると言われています。日本では2012年から運営が始まっています。
AmebaOwned(アメーバオウンド)
画像引用:https://www.amebaownd.com/
AmebaOwned(アメーバオウンド)は、アメーバブログで有名なサイバーエージェントが提供しているホームページ制作ツールです。
Goope(グーペ)
画像引用:https://goope.jp/
Goope(グーペ)は、GMOペパボ株式会社が運営するホームページ作成ツールです。利用者数は10万人以上で、利用者の約90%が5名以下の企業や個人事業主です。
Jimdo(ジンドゥー)
画像引用:https://www.jimdo.com/jp/
Jimdo(ジンドゥー)は、ブラウザ上でホームページ制作ができるクラウド型のCMS(コンテンツ管理システム)サービスで、日本語版のサービスはKDDIウェブコミュニケーションズがパートナーとして提供しています。
Crayon(クレヨン)
画像引用元:https://crayon.e-shops.jp/
Crayon(クレヨン)は、株式会社ハンズが提供する無料ホームページ作成ツールです。
スマホだけでホームページを制作する方法について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:スマホだけでホームページを制作する方法!アプリも併せてご紹介!
フォーサイトクリエイションの実績
ここからは大阪のホームページ制作会社であるフォーサイトクリエイションで実際に行っている実績をご紹介します。
ホテル阪神大阪【阪急阪神第一ホテルグループ】
エステ・レストランのランディングページ(LP)サイト制作をいたしました。
ランディングページ(LP)サイトはデザインスペースが限られているため、
各施設の魅力を簡潔に分かりやすくまとめてデザインしました。
阪急阪神グループ
ユーザーと商圏を拡大したフィットネスクラブのサイト制作をいたしました。
ホテル内の施設という固定観念を覆すためフロアマップのCGを作成し、場所を選ぶと実写が表示して分かり易く充実した施設であることをウェブサイトで紹介しております。
ホテルプラザオーサカ
埋もれていた価値の創出と信頼を構築するホテルサイト制作をいたしました。
立地のイメージや既存サイトのイメージがあまり良くないため、候補には上がるが選ばれなかった理由を洗い出し、今までのイメージを払拭するサイトデザインだけでなく、宿泊して初めて分かる良さの訴求と、新たなホテルの魅力を創出して、新生ホテルプラザオーサカをサイトだけでなくサービス面でも創り上げた。
まとめ
ご紹介したように、最近ではデザインテンプレートが豊富でレスポンシブ対応もされていて高機能な無料ホームページ制作ツールが多くあり、HTMLやCSSなどの専門的な知識が無い初心者でも簡単にスピーディにホームページの作成が可能になりました。
しかし、ある程度の規模のコーポレートサイトなどを無料ホームページ制作ツールで作成して、売上や認知度の向上などを図るとなると、他の広告が出たりURLから無料ホームページ制作ツールを利用したことが知られたりと企業としての信用が重要な場合は、有料プランで作成したほうが良いでしょう。
逆に、趣味や期間限定、社内やサークル内だけの限定公開などのホームページ制作には費用対効果も良いので是非無料ホームページ制作ツールの活用をお勧めします。
まずは、ホームページの目的を明確にして、その目的をスピーディに叶えるには、無料ホームページ制作ツールを選択した方が良いか、ホームページ制作会社に依頼した方が良いかを含めて検討することが重要です。
監修者情報
株式会社フォーサイトクリエイション
代表取締役 村田 雅利
大学卒業後、大手スポーツメーカーの営業としてトップの売上実績を残し、もっと営業スキルを磨くために転職した広告代理店でも年間売上数十億円と売上に貢献。そして広告をもっと深く知るために、事業モデルの構築や土地開発から関われる商業施設のプロデュース及び集客コンサルティング会社に転職。そこでは年間数億円の広告予算を預かり、広告戦略を組み立て売上拡大に貢献。その後、大手制作会社の取締役と集客コンサルティング業務の両立を経て、現在の株式会社フォーサイトクリエイションを設立。 今までの経験を活かし、営業・企画・戦略の3つの目線から業種を問わず様々なクライアントの課題や目的に対して、コンサルティングとデザインでクライアントの成長に貢献しています。